Manager Tiger Ⅱ (ページ38)

今日:34 hit、昨日:17 hit、合計:76,090 hit

#２－１５　My Color ページ38

.

スタッフ「では打合せ始めます」

一同「「お願いします！」」

今日はとある打合せ。

人気アパレルブランドとの
コラボ企画の打合せだ。

川「え、すごい…！デザインを考えるんだ！」

倉「やべえ、え、やばっ！」

宮「ええ？！CM！？」

吉「うわー、すごいなこれ」

七「めっちゃ楽しみになってきた！」

中「俺めっちゃ頑張ろ」

元「ありがたいね、ほんと」

みんな興奮気味で企画書を
読み込んでいる。

相手側のスタッフさんと顔を
見合わせて微笑んだ。

スタッフ「瀬戸さんと既に打合せを重ねてまして、
後はみなさんとデザインの方進めて―――」

.

宮「結構大変そうだね」

相手側のスタッフさんが帰ってから
残されたみなさんはまだ企画書を眺めてた。

七「だってお店に並ぶんだよ、
俺らがデザインしたアイテムが！」

倉「ガチで気合い入れないとだよね」

それでも、みなさんの顔は明るくて、
楽しみなんだろうな、って微笑ましく思う。

「わたし移動車回してくるんで、
ちょっと待っててください」

.

七五三掛side

中「アイツ、さっき俺のとこきたよ」

海人の言葉に、みんなが動きを止める。

倉「……ガチ？」

つい最近の騒動を思い出したのか、
まつくが眉をひそめる。

海人もイラついた感じで髪の毛を
わしゃわしゃとかきあげた。

中「待ち伏せしてたかも。戻りたいとか
言ってたからお前の居場所ないって
言って置いてきた」

誰かが舌打ちをして、
誰かがため息を吐いた。

空気は最悪。

吉「Aには…知られないように
するってことで本当にいいの？」

中「そう決めたじゃん」

七「ほんとに良いのかな、マネージャーなんだし、
知っておいてもらった方が」

元「クラと同じくらい、もしかしたらそれ以上に
忙しいAに、余計な心配かけるの？」

川「……前に話し合った通り、何かと理由つけて
側にいるようにしよう。俺らだって危ないのは
同じなんだし」

宮「…ただ、何かやらかしてきたらすぐに
周りに報告するから。メンバーもスタッフも、
誰が欠けてもダメだし」

ちゃかの言葉にみんなが頷き、タイミングよく
Aが帰ってきて、この話は終わった。

でも、ちらっと見たまつくは、
唇を噛んで苦しそうにしていた。

～～～～～～～～～～

.