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宮「…つまり、どちらかが辞めればありなの？」
「そうとは言い切れない、かな。
まず今が恋愛する気無いし、そういう目でメンバーさんを見たことなかったから」
そう言ってお茶を一口飲む。
緊張から、喉はカラカラ。
宮「ふーん。元太とか、海人とかさ。
割とAとスキンシップみたいなのするじゃん。
あれにもなんとも思わないの？」
「思わないことはないけど……」
宮「へえ？」
「なんか、その人にドキッとしてるんじゃなくて、行為にドキッとしてる、感じ？」
宮「……あ〜〜……なるほど」
それまで妙な緊張感を漂わせていた海斗くんが、いきなりふにゃりとテーブルに上に突っ伏した。
「え、海斗くん？」
宮「…まあそうだよね、Aだもんな。あーなんか無駄に疲れた」
ブツブツ独り言を言う彼に、本気で心配になってきた。
「え、どしたの？」
宮「いや、なんでも。根本的なところが違ったなって。
Aはやっぱそういう子じゃなくて良かった」
「そろそろ会話をする気になってほしい」
二人でいるのにどんどん置いてかれてる気がするんだけど。
宮「……いやさ、海人も元太も、のえるとかもさ。
割とAに甘いじゃん。女の子ってのを抜いても、
スキンシップもそうだし、声掛けたり誘ったり差し入れしたり」
「んーそれは確かに。ジャニーズってすごいなって思ってた」
宮「ジャニーズでも普通な事ではないけどね。
で、まあ中にはそういう扱いされたら舞い上がっちゃう子とかも出てくるでしょ、わたしは特別！って思ったり、その人の事好きになっちゃったり」
「あー……そう、かも？」
宮「うん。だから念のため確認したの。
これでメンバーと恋愛もありとか言われたら困るなって
「それは困りますよ。そんな人がマネやってたらおおごとです」
宮「まあ本気で悩んでたりするならいいとは思ってたけどね。Aなら」
「そうなんですか」
コーヒーを一口飲んで、笑顔を浮かべる海斗くん。
宮「そんなAだから、俺らはみんなAのことが好きなんだろうね」
「え、？」
空になった缶を持って立ち上がった海斗くんを見上げる。
宮「もしメンバーに恋愛的な意味で好かれてるって思っても、否定しないでやって。そいつのためにも、俺のためにも」
じゃお疲れ。
そう言って缶を持つ反対の手で頭をぽんぽんと撫でられ、去っていく海斗くん。
「俺の、ためにも……？」
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エキゾチック幸助(プロフ) - なちょさん» コメントありがとうございます！リアルに書けているのなら良かったです☺️今後も頑張りますのでどうぞ最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2021年11月26日 17時) (
レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
エキゾチック幸助(プロフ) - 香さん» って香さんですね！？わーー！！自分の作品にコメントくださるなんて！嬉しいです！めちゃくちゃ推してる作者さんに褒められるなんて嬉しすぎます……！！重ねてありがとうございます！！ (2021年11月26日 17時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
なちょ(プロフ) - 最新までのお話読ませていただきました！とてもリアルで、私が実際に体験しているかのようで読んでいて楽しいです！次の更新が待ち切れません💓 (2021年11月26日 17時) (レス) @page39 id: d49be0b766 (このIDを非表示/違反報告)
エキゾチック幸助(プロフ) - 香さん» コメントありがとうございます！大変励みになります……口調は似せようと意識してたのでめちゃくちゃ嬉しいです！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2021年11月24日 22時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
Cancake(プロフ) - エキゾチック幸助さん» はい！よかったです。これからも楽しみに読ませていただきます！ (2021年11月24日 21時) (レス) id: 54f2916675 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エキゾチック幸助 | 作成日時：2021年11月8日 19時
