Manager Tiger5

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川「げ、元太スゴいね……」


七「やっば！！キスシーンって
やっぱやばいね！」


吉「元太担の子たちが心配だわ」


中「お前やるな！！
俺も恋愛ものやりた〜い！」


倉「なんかめっちゃ恥ずかしい、
身内のキスシーンははずいねこれ」


宮「Aがひたすら真剣に
みてて怖かった」




口々に感想を述べる中、元太本人は
わたしの膝に顔を乗せて、




元「見られるのも恥じい〜〜〜」




と耳を赤くしていた。


画面の中ではスマートに役を
こなしていたのに、目の前の本人は
耳を赤くして照れてる。

それがなんだか可笑しくて、可愛らしくて。




「ふふ。かっこよかったよ、げんた」




膝にある元太の髪をふわりと撫でた。

祖父母の家で飼ってたワンコを思い出すなあ
なんて思ってたら、目の前のワンコ…
じゃなくて元太がバッと振り返る。




元「な、え、かっこよかった…？」


「え？もちろん」


元「………よしゃあ〜〜！！
もっと撫でて！褒めて！！」




大きめの声で喜んだ元太が頭を
ぐいぐいと押し付けてきて、
えぇ…と困惑してると。




中「えらいえらい」


川「かっこいいかっこいい」


宮「すごいすごい」


元「お前らかよ！！」




のえちゃかんちゅが代わりに撫でてくれて、
元太はがっかりした素振りだったけど、
ちょっと嬉しそうだった。




倉「でもほんと、かっけえよ元太」


七「さすがSexy Tiger」


吉「俺も撮影頑張ろって思った」




みんなに褒められた元太は、照れくさそうに
笑って「…ありがと」と呟いた。

こんな穏やかな日々がずっと続けばいいな、
と心から思った。



でも、現実はそう甘くないんだと知ったのは、
それから少し経った頃だった。








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