Manager Tiger5

#53　Bounenkai in Kawashimake ページ18

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中「忘年会やりたい」




そう言ったうみくんの言葉で
企画されたトラジャ忘年会。

仲良しでなによりだなあ、と聞いてたら、
わたしも参加する前提で話が進んでいて。




元「お邪魔しまーす！」


七「俺の誕生日以来だな」


宮「相変わらず広いな〜」


倉「あ、しらす〜ひじき〜」


「生しらすちゃん…生ひじきちゃんだ…
可愛いが過ぎる」


吉「食べ物感が増すから生は
つけないほうがいいんじゃない」


川「みんないらっしゃーいっ」




のえるくんの家にお邪魔してます。




元「とりあえず飲みもんと
おつまみ買ってきた！」


倉「めっちゃ美味そうなのあったよ、えーと」


吉「お、松松に買い物任せて
不安だったけど、ちゃんと買ってこれて…」


宮「………鍋の具材は？」


元・倉「え？」




きょとんとした顔の松松に、はあああ…と
みんながため息をつく。

みんなで買い出しという話になったとき、
元太が張り切って「俺とケイで行ってくるわ！」
とメッセージが来たから、鍋の具材と飲み物・
つまめるものをお願いしたんだけど。




中「ほんと期待を裏切らないな〜」


吉「みんなで行くか！」




まあ、ちょっぴりこうなることは
わかってたよね。




元「マジごめん！」


倉「ふつーにお酒とおつまみしか
頭に無かった」




申し訳なさそうに謝る松松に、しめちゃんが
「じゃあ二人、あとで一発ギャグね」と
声を掛けていた。

その横顔を見ていると、




『…ほんとに好きだよ、
誰にも負けないくらい』





「ッ！」


中「せとちゃん？どした？」


「な、んでもない」




しめちゃんとデートした、あの日のことを
思い出してしまう。

いつものしめちゃんとは違った、
大人っぽくて、男らしい彼。

どんな顔してればいいんだ…顔に集まる熱に、
松松が買ってきた飲み物を冷蔵庫に仕舞う
のえるくんを手伝いにその場を離れた。




川「あ、ありがと！Aちゃん
日本酒も冷やすかい？」


「入る？入ればお願いしてもいいかな」


川「もちろん！俺も飲んでいい？」


「え、飲もう！そっか、のえるくんも
日本酒飲めるんだもんね！」




みんなのママ・のえるくんの隣にいると、
心地よいし話しやすいから気が楽だな、
なんて思っていると、買い出しジャンケンに
決着がついたらしい声が聞こえた。




中「ッあーーーーー！！！」


七「うーわ最悪！今日めっちゃ寒いのに！」


宮「じゃあ俺と海人としめで
行ってくるわ」







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