#51 Date with Shimekake ページ12
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七「あ、おはよー」
「おはよう、しめちゃん」
メッセージを見て外に出ると、
マンションの入り口にいたしめさん。
もうすっかり寒くなったので、
黒のロングコートに身を包んだ
冬の装いがとても似合ってる。
「迎えに来てもらってありがとうございます」
七「はい敬語〜。いいんだよ、
Aに横に乗ってもらいたいし」
約束した時に、敬語禁止と『しめちゃん』呼びを
お願いされてたのを一瞬忘れてしまった。
行こうか、と手を差し出され、
おずおずとその手を取る。
今日は、彼との『デート』の日。
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事の始まりは、虎者東京公演中のことだった。
「しめさん！この間受けてもらった
映画のオーディション、受かりました！！」
七「えっマジ！？」
稽古の合間を縫って恋愛映画のオーディションを
受けてもらったものが順調に通過していき、
なんと合格。
ヒロインの相手役でW主演映画を掴み取った。
今回の映画ではギャップのある
可愛い系男子を演じる。
普段は可愛らしいのに、二人きりや
ここぞというときに男らしさを見せる
年上の彼の役。
そしてストーリーの中には、
ドライブデートが出てくるんだけど。
七「ごめんね、付き合ってもらっちゃって」
「いいえ！お役に立てるならいくらでも。
ちょうどあのカフェ行きたかったですし」
一度予習したいとしめさんに言われて、
オフの今日予行練習デートという運びになった。
映画なので、もちろんヒロインは
可愛らしい格好だろうなと思い、
女の子らしくゆるふわロングの
ウィッグをつけ、原作よりの
ほんわか系女子っぽくしてみた。
助手席のドアを開けてくれて乗り込もうとすると、
髪をふわっと耳にかけられ、
七「今日、俺の為に
可愛くしてきてくれたの？」
と微笑まれる。
「え、っと…うん、原作の女の子を
イメージしてみたんだけど、」
七「ありがとね。……超可愛い」
やんわりと頭を撫でられて、顔に熱が集まる。
しめちゃんではなく、龍也さんだ…。
この先がちょっと不安になったけど、
しっかりと演技の参考になるよう
頑張らないと、と気合いを入れた。
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「荷物、持ってくれてありがとう」
行きたかったカフェに行き、
雑貨屋さんを見てまわり。
お互いに欲しかったものを買って、
満足してしめちゃんの車に戻る。
七「当り前じゃん、好きな子には
どんどんアピールしなきゃね」
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エキゾチック幸助(プロフ) - なちょさん» コメントありがとうございます！リアルに書けているのなら良かったです☺️今後も頑張りますのでどうぞ最後までお付き合いよろしくお願いします！ (2021年11月26日 17時) (
レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
エキゾチック幸助(プロフ) - 香さん» って香さんですね！？わーー！！自分の作品にコメントくださるなんて！嬉しいです！めちゃくちゃ推してる作者さんに褒められるなんて嬉しすぎます……！！重ねてありがとうございます！！ (2021年11月26日 17時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
なちょ(プロフ) - 最新までのお話読ませていただきました！とてもリアルで、私が実際に体験しているかのようで読んでいて楽しいです！次の更新が待ち切れません💓 (2021年11月26日 17時) (レス) @page39 id: d49be0b766 (このIDを非表示/違反報告)
エキゾチック幸助(プロフ) - 香さん» コメントありがとうございます！大変励みになります……口調は似せようと意識してたのでめちゃくちゃ嬉しいです！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2021年11月24日 22時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
Cancake(プロフ) - エキゾチック幸助さん» はい！よかったです。これからも楽しみに読ませていただきます！ (2021年11月24日 21時) (レス) id: 54f2916675 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エキゾチック幸助 | 作成日時：2021年11月8日 19時
