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コンコンコン




七「は〜い」




開いたドアから顔をのぞかせたしめさん。




「お邪魔していいですか?」


中「ダメです」


「え」




その上から顔を出したうみくんに
断られてしまった。




七「Aびっくりしてるよ」


中「タメ口で喋るならよいでしょう」


「うみくんもか」


七「そゆことね!じゃあ俺も!あと
しめちゃんて呼んでほしい」




二人に言われ頷くと、満足したように
笑ってやっと部屋に入れてもらえた。




七「3人の部屋でどんなの撮った?」


「それぞれくつろいでるとこ撮って、
あとはみんなで自撮りしたよ」


中「自撮りいいね!おれらもやろ」




食いついてきたうみくんが、わたしが
肩に掛けてたバッグを覗いてカメラを物色し始めた。




中「え!!これあんの!?これがいい!」


七「なになに?」


「ああ、チェキね。そういえば
今まで使ったことないな」




試し撮りで閑也くんと撮って以来。

そう言うと、使い方の説明会をせがまれ、
レクチャーしたらパシャパシャと
お互いを撮り始めるしめんちゅ。

を撮るわたし。

を撮るうみくん。




七「あは!面白い光景になってるよ」


中「チェキ面白いな、はいしめ振って」


七「俺も撮りたいんだけど〜」


中「もうちょっと」




兄弟げんかの様子も、デジカメの
ムービーでばっちり収めた。




七「海人撮って!Aふたりで映ろ!」


「うん」


中「カメラマン海人!いっきま〜す!」




しめちゃんに手招きされて近づくと、
ぐいっと肩を抱かれ、顔と顔が急接近。




「わっ」


七「表情かたいよ、はい笑って!」




ぷに、と肩にまわされた方の指で
ほっぺを突かれ、口角を上げる。

パシャ、とシャッターが切られ、
ジーーーっと音がする。




中「しめいつまでほっぺ突いてんの」




ぺっとうみくんがしめちゃんの指を払って、
しめちゃんはへらりと笑う。




七「Aのほっぺ柔らかかった」


「変態くさい」


七「ええ!!」


中「あっは!しめ変態〜Aこっちおいで」




しめちゃんにカメラを渡したうみくんと、
これまた肩を抱かれて映る。

ふたりともすごくいい匂いがして、
ちょっとドキッとしてしまったのは内緒にしておこう。







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作品ジャンル:恋愛
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エキゾチック幸助(プロフ) - ゆきのさん» コメントありがとうございます!もっとみんなに頑張ってもらいたいですね… (2021年11月5日 19時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 楽しく読まさせていただきました!!げんげんが積極的なの容易に想像つきますよね〜好きな子に攻める割に意識してもらえないっていう…(笑)げんげんに負けないようにみんな頑張れ!!(笑) (2021年10月14日 0時) (レス) id: 90724bbd28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年10月9日 14時

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