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#45 Hotel ページ41

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コンコンコン


ノックをすると、返事が聞こえてドアが開く。




宮「どーぞ。今二人風呂行ってるからいないけど」


「お邪魔します。朝風呂ですか、いいなぁ」


宮「今日オフなんだからタメ口ね。あと名前も」


「えっ、ッた!!」




促されるまま部屋に入ると、すれ違いざまに
耳元で言われて、思わず距離を取ろうとして
壁に頭をぶつけてしまった。




宮「なにやってんの、だいじょぶ?」




笑みを浮かべながらぶつけた部分を撫でられ、
気恥ずかしい思い出いっぱいになる。




「ちょっとびっくりしちゃいまして」


宮「こんなことすんの俺だけじゃないでしょ?
慣れないね」




笑いながら奥に歩いてくちゃかさんに言われ、
ぽかんとする。




「こんなこと?」




ベッドに腰かけたちゃかさんに聞くと、
スマホをポケットから取り出しながら
こちらを見て、にやっと笑われる。




宮「なんだろね」




そう言ってスマホに目を落としてしまい、
訳が分からないけどスルーすることにした
わたしは、テーブルに散乱してる昨夜
飲んだと思われる酎ハイの空き缶を片付けた。




宮「あ、ごめんありがと」


「いーえ。楽しかったですか?」


宮「敬語。楽しかったよ、
昨日はなんか全員で飲んだ」


「おお、それは楽しそう」



おつまみの袋がちゃんとビニール袋に
入ってるから、のえるくん辺りがさっと
片付けたんだろうな、と微笑ましくなる。



宮「Aも呼ぼうって話したんだけど、
疲れてるだろうしと思って」


「気遣ってくれたんで…くれたんだね、
ありがとう」



缶を袋に入れ、さっとテーブルを拭いて
片付け終わった。

松松に連絡を入れたらしいちゃか…
海斗くんは、もう始めたら?と
ベッドに横になった。




宮「もう二人も来るし」


「そだね。じゃあ撮りますか〜」




バッグに入れてたカメラ数台をテーブルに
並べ、まずは、と使い捨てカメラを手に取る。




宮「うわ懐かし。それまだ売ってんだ」


「なかなか味がある感じに映って良いんですよ」




寝転がる海斗くんをカシャカシャと撮っていく。




宮「雑誌撮影みたい」


「リラックス〜はいリラ〜ックス」





後ろから撮ったり、顔のどアップを撮ったり。

ぽつぽつと喋りながら、海斗くんも
寝転がったりテレビをつけたり、協力してくれる。

まあ、わたしが頼まれた側なんだけど。




元「あー!もう始めてんじゃん。Aおーはよ」


倉「おはよー」







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設定タグ:TravisJapan , トラジャ , 松倉海斗   
作品ジャンル:恋愛
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エキゾチック幸助(プロフ) - ゆきのさん» コメントありがとうございます!もっとみんなに頑張ってもらいたいですね… (2021年11月5日 19時) (レス) id: c19b7f2284 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 楽しく読まさせていただきました!!げんげんが積極的なの容易に想像つきますよね〜好きな子に攻める割に意識してもらえないっていう…(笑)げんげんに負けないようにみんな頑張れ!!(笑) (2021年10月14日 0時) (レス) id: 90724bbd28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年10月9日 14時

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