Manager Tiger4

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「みなさんに笑ってほしくて」


宮「なんであなた被り物の下に
タイガーマスク着けてんの」


「二度美味しいみたいな」


元「美味しくはないよ、笑ったけども」


「よかったです。せとら感激！」


中「せとらってなに」


「瀬戸のトラバージョン、略してせとら」


倉「この子仕事しすぎて壊れちゃった
みたい！ドクター呼んで！」




のえちゃかんちゅの楽屋にて、７人に
囲み取材のように包囲されて尋問される。




川「もうわかったから、いい加減
それ脱がない？暑いでしょ」




ネタバラシ後もなんとなく被ってた被り物を
指摘され、しぶしぶスポンと脱ぐ。




元「ぶっ…」


宮「あなた女の子なんだから。
そんなマスクしちゃだめでしょうよ」




タイガーマスクも脱ぐように言われ、
しぶしぶズボッと脱ぐ。




七「ちょっ」


中「あっっっっは！！！！！」


吉「いやちょっ…芸人さんじゃないんだからさあ！」




タイガーマスクの下に、白地に中央あたりに
『虎者 NINJAPAN』と筆でかっこよく
書いたシンプルなマスク、名付けて
トラジャーマスクも着けているのを見せると、
けっこう好感触でにまりと笑う。




川「もーー！あなたは！！」




怒られ、それも脱ぐ。




元「いや可愛いかよ」


七「それは普通に可愛い」


川「……良しとしましょう」


倉「むっつりのえるでました〜」




トラジャーマスクを脱ぐと、顔にヒゲと
トラの模様を描いており、ここでも
ひと笑いと思っていたけど、笑いは起きずに
微妙な空気になった。




「おもしろくない…？」


宮「結構似合ってて笑えはしない」




ばっさりと言われ、ガクリと項垂れる。

傑作だと思ったのに。




中「はーー笑った。まじでせとちゃん
面白い、さいこう」


七「うみんちゅ笑いすぎ」


元「でもなんか、肩の力抜けたね」


吉「ね。笑って疲れたから、今まで
あんま寝れなかったけどちょっと寝れそう」


倉「Aなんかすごいよ。空気清浄機みたい」


川「重くピリついてた空気をAちゃんの
発想と行動で軽くて明るい空気に
換えたっていうところがね！」


倉「全部言うなよ！！」




みなさんの表情がさっきよりも明るくなり、
楽屋の外からも笑い声が響いてくる。



宮「俺らのことだけじゃなく、カンパニー全体の
こと考えてくれてありがとう。おかげで
夜公演も頑張れそう」


「いえ。この後も頑張りましょう！」




ちゃかさんの言葉に、明るく返事をした。







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