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倉「え、なんでみんな気づけるの!?」
元「わかんなかった」
中「お前は妹いるんだから気づけよ!」
元「だって言われないとわからないじゃんそんなの」
吉「わたし生理です!なんて言うわけないだろ」
倉「まあね、言わんわな」
中「せとちゃんがそういうの言えるように
したくない?無理してほしくない」
川「それはそうだね。雰囲気づくりかな、
俺らAちゃんに甘えっぱなしだったし、
もうちょっとAちゃんを気遣えたら
もっと仲良くなれるのかもしれないね」
全員で話をして、振付師さんが戻ってきて
ミニ会議は終わった。
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瀬戸side
ぱちり、と目が覚める。
元「あ、A起きた。おはよ」
川「おはようAちゃん、体調はどう?」
目を開けると、元太とのえるくんが声を掛けてくれた。
「あ…と、大丈夫です、って、もう
稽古終わっちゃいました!?」
やばい、と思って飛び起きると、
みなさん着替えの最中だった。
宮「いやーーーん。」
中「きゃーーー」
「あっごめんなさっ」
吉「いや上半身だからね!」
七「おーはよ。もうちょい寝てていいのに」
上半身裸のWカイトがふざけて叫ぶから、
つい謝っちゃったら閑也くんに突っ込まれた。
閑也くんの隣でスマホをみてたしめさんに
声を掛けられ、ぺこりとお辞儀をする。
「しめさん、ありがとうございました。
おかげで楽になりました」
倉「Aごめんね、その、調子よくないのに
気づかないでドリンク作らせちゃって」
「あっいえそれは全然!」
眉を下げて落ち込んだ様子のまつくさんに
謝られて、驚く。
元「でも、調子悪いなーってときは誰かに
言って?無理してるA見たくないよ」
中「そーそー。俺も痛い時は痛いって言うって
言ったじゃん。せとちゃんもそうしてくださーい」
川「そのおかげで今は元気に稽古できてるもんね。
Aちゃんの身体は俺らにとっても大事なんだから、
体調悪い時は言ってね」
宮「その言い方なんか…すけべくさいよ」
川「なんで!?」
「あはは!みなさんありがとうございます」
みんなが心配してくれて、嬉しい言葉もかけて
もらって、今まで頭痛や寝不足なときに無理してた
自分を思い出して、ぐっときてしまう。
そうか、言っても、いいんだ。
やさしいみんなの言葉があたたかくて、
嬉しくて、身体のだるさも吹っ飛びそうだ。
〜〜〜
移行します
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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年9月24日 11時