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瀬戸side




正面でプルプルと小刻みに震えるしーくんに内心キレながら
この状況をどうしたらいいか必死に考える。

このドッキリを考案したのはYouTube撮影チームスタッフの一人で、
チームと私の話し合いの中で、トラジャ愛に溢れる頼れる
面白いパパ的存在のしーくんが辞めると言い出したら、
どんな反応をするだろうか、という流れになった。

私はグループの中に少しでもヒビや溝が出来るのが
嫌だと言ったけれど、これを機にお互いのグループ愛を
確認し合えばさらに絆は深まると説得され、閑也くんに話を通した。

すると、当の閑也くんはすんなりとOK.

そもそも乗り気だった。



綿密な打ち合わせを行い、カメラを仕掛けた別室に
メンバーを誘導し、閑也くんが話を切り出し、
私が退出してメンバーだけで話し合う様子を
撮影といった流れに決まった。

けど、まさかのリーダーに有無を言わさぬ物言いで
引き留められてしまい、部屋からの脱出が
できなくなってしまった。

なんとか当初の予定通り絆は深まって閑也くんも
辞めないと宣言したは良いものの、ドッキリ大成功〜!と
突撃するカメラマンはおそらく室内の雰囲気から
突入できずにいるのだろう。




中「ねえ。どうなの」




氷点下のみなさん。

まさかのわたしが大バッシングだった。




「あの、実はですね」


元「瀬戸ちゃんがそんなに薄情だとは思わなかった」




心底幻滅したように元太くんに言われ、
ついにわたしの心が折れた。




「………」


七「え、泣いてる?」


中「泣いてもおれ謝らないよ。
なんか言いたいことあるなら」


吉「ごめん!!!!!!」







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設定タグ:TravisJapan , トラジャ , 中村海人   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年8月27日 16時

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