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宮「ふっ。あ、“かいと”が多いから、俺のことはちゃかでいいですよ」
川「僕はのえるとかのえさんとか?好きに呼んでください!」
「あ、と…ちゃ、ちゃかさんと、のえるさん…」
宮「んー、ま、いっか」
川「これから少しずつ慣れてってくれればね!」
いっそタメ口も解禁だ!とニコニコしている二人に、
心が軽くなった気がした。
「……ありがとうございます。お優しいですね」
川「えぇ〜そうかなあ」
宮「優しずぎて惚れちゃう?」
「あはは、それはないです」
宮「即答かい!」
川「あはは!瀬戸さん面白い!」
「ふふ、わたしのことも下の名前で大丈夫ですよ」
宮「あ、ほんと?その言葉待ってた、Aちゃん」
川「Aちゃん!一気に距離縮まったね!」
そんな会話をしてるうちに裏口に着き、回しておいた
社用車に乗ってもらい、運転席へ乗り込む。
宮「え、Aちゃん運転?運転手さんは?」
「え、いないですけど…」
川「え、大丈夫?」
「運転は慣れてるので…でもお二人があれでしたら
運転手呼んでお願いしますけど…」
宮「いや、まあAちゃんがいいならいいんだけどさ」
川「女の子に運転してもらうの、あんまなかったからね」
「あ、そうなんですね。運転技術は教わってるので、
きっと大丈夫だと思います」
そう言って2人がシートベルトをしたことを確認し、
パーキングからドライブに入れて出発する。
アクセルとブレーキの踏み込みに気を付けて、安全運転で。
「あ、宮近さん。これ食べてください」
赤信号になって停車しているとき、助手席に置いたカバンから
朝作ったサンドイッチを取り出す。
レタスとハムとチーズの至って普通のサンドイッチだが、
多めに作ってあるので撮影中にお腹が空くことはないだろう。
宮「え、ほんとにいいの?」
川「え〜美味しそう」
「かわしm…のえるさんも良かったらどうぞ!普通のサンドイッチですけど…」
川「ふふ、じゃあひとつ貰うね!」
宮「いただきま〜す」
川「いただきます!」
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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年8月18日 12時