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中「かいとに相談して変えてみた。
せとちゃん的にどうだった?」
「ちゃかさんと相談したんですね。
しめさんかなって思ってたんだけどなあ。
すっごい色っぽくてドキドキしましたよ」
中「あ、そうそう。話にしめも入ってきて、
しめの意見も取り入れた。すごいね。
ぜんぜん気持ち籠ってないけどね」
最後にドキドキしたなんて言われて、ついツンとしちゃう。
「え、最大限の気持ちこもってますよ」
今度は本当に気持ちの籠ってない真顔&棒読みで言われて噴き出す。
中「せとちゃんって結構ドライだよね。
俺とひってきするくらいには」
「いやあ〜うみさんには敵わないっすよ」
中「え、うざ!」
「あはは。てか皆さん遅くないです?」
言われて時計を見ると、結構時間が経った。
中「もう終わってんじゃね?入ろー」
せとちゃんも中に入る素振りを見せたので、
俺が先頭に立ってドアを開ける。
着替えてても俺が見て伝えればいいでしょ。
ガチャリ
瞬間。
パンパン!!!!!!
中「おわ〜〜!!!!」
宮・倉・元・七・川・吉「ハッピーバースデーー!!」
中「なになに!?」
破裂音とともに銀テやらキラキラしたスパンコールや
紙吹雪が降ってきて、固まる。
全開に開けられたドアの向こうは、満面の笑みの6人。
川「かいと、お誕生日おめでとう!!
サプライズで〜〜す!!」
のえるくんがニッコニコして言ってきて、
驚いて後ろにいるせとちゃんを見る。
中「は!?え、せとちゃん聞いてた!?あ!!」
倉「せとちゃんも仕掛人でした〜〜!!」
すると、せとちゃんはニヤニヤしながら
ビデオカメラを回していた。
中「ちょっとぉ〜〜!!!
え、めっちゃ自然だったんだけど!?!?
なんか喋れよ!!」
にやにやして一向に喋らないせとちゃんに突っ込む。
宮「いま撮ってんのYouTubeに上がるやつだから」
七「あ、で喋れないのか」
吉「笑いすぎて窒息しそうになってる!」
お腹を押さえて真っ赤な顔で笑いを耐える様子に、さらにむかつく。
……でも、まあ嬉しいかな。
元「はい海人」
せとちゃんにあきれ顔を向けてると、
部屋のどこかから元太がでっかいケーキを持ってきた。
『なかむらかいと、誕生日おめでとう』
俺の似顔絵チョコの乗ったケーキには、
そんな文字が入ってて、頬が緩む。
中「ええ〜すげえ食べていい?」
宮「はやっ!」
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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年8月18日 12時