検索窓
今日:75 hit、昨日:72 hit、合計:267,937 hit

ページ32









結局日付が変わる頃まで飲んでたわたしたちは、
家の方向が同じの人たちでそれぞれ帰ることになった。




吉「Aちゃんめっちゃお酒強かったんだね…」


「そうですか?結構酔いましたよ」


七「そうはみえな〜い」


中「みえな〜〜い」


七「あ〜!うみんちゅマネした!こら!」


中「うわ〜〜〜!!」




かなり酔ってらっしゃる皆さんに呆れつつ、
のえるさんがこっちに寄ってくる。




川「じゃあ帰ろっか」


「はい!」


元「のえるくんAちゃんばいばああ〜〜〜い!!!」


宮「うるさっ!」


中「ばいばああ〜〜〜い!!」


倉「ば〜〜〜いば〜〜〜〜い!!!!」


吉「うるせえ!!!」




ブンブンと手を振ってくる酔っぱらい組に、
のえるさんと苦笑いしながら手を振り、帰路につく。

のえるさんも結構飲んでたのに、あまり酔って無さそう。

さすがだな。




川「Aちゃん、お酒強すぎでしょ」


「え、本当にそんなことないですよ」


川「だってサングリアでしょ、オペレーターでしょ、
カクテルも何杯か飲んでたし」


「よく覚えてますね。でも結構酔ってますよ」


川「ええ〜?そうは見えないけどなあ。
俺の方が酔ってるよ、たぶん」




そう言って歩きながら、少しよろめいて腕と腕が
触れそうなくらいまで近づいてくるのえるさん。

お酒のせいか、ドキドキしてしまう。

ほんとに飲みすぎた。




川「……Aちゃん、困ったことがあったら
なんでも言ってね、俺ちからになりたい」




頭上から降ってくる声に見上げると、
のえるさんの真っすぐな目がわたしを見ていた。

お酒のせいで、頬に赤みが差し、目も心なしか
潤んでいる気がする。




「……いつも気に掛けてくれて、ありがとうございます。
わたし、のえるさんがいて本当に良かったと思ってます」


川「…ふふ」


「本当ですよ?いつも優しい目で見守ってくれてるって
気づいてます」


川「あはは、そんなに?」


「そんなに。打合せ中とかチラッとのえるさん見たら
びっくりしちゃいます。すごく優しい目と目が合うんですもん」


川「いつもがんばってるなあって感心してるんだよ」


「それはのえるさんも、皆さんも一緒ですからね。
いつも頑張ってくれて、ありがとうございます」


川「いーえ!あはは、なんか嬉しいね。
改めて言葉にしてもらえると」







.

・→←・ Nijikai



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (155 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
667人がお気に入り
設定タグ:TravisJapan , トラジャ , 宮近海斗   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年8月18日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。