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中「え、てか昨日と別人じゃないすか」
宮「そうなんだ…ごめんね、なんか」
「あ、いえいえいえ!わたしが勝手にやったことですし」
瀬戸さんもまさか俺らがこんな反応すると思ってなかった
みたいで、眉をハの字に下げて困ってた。
なんか子犬みたいで可愛い。
吉「……ヘアアレンジとか、オシャレとか、
あるじゃないですか」
閑也が言うと、瀬戸さんは閑也を見つめる。
「ショートでもアレンジはできますし、オシャレも
楽しめますよ。今はエクステとかウィッグとかありますし!」
だからもうそんな顔しないで下さい、皆さん!と
瀬戸さんが明るく言う。
昨日は初日で緊張してたからなのか、すごいお堅い喋り方
だったけど、今日はちょっと砕けた感じで、なんだか話しやすい。
表情が見えるからかな。
中「………ま、いいんじゃない?似合ってるし」
うみが口を開いた。
「!! 本当ですか?」
中「こんなことで嘘つかないすよ」
「良かったです。あんまり似合ってなかったかなと
不安になっちゃいました」
川「いやめちゃくちゃ似合ってるよ!」
宮「そうそう!」
「あはは、良かった良かった」
にぱ〜と後頭部に手を当てて笑う瀬戸さんが、ほんとに可愛かった。
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瀬戸side
ずっと勇気が出なくてできなかったショートスタイルにした翌日、
Travis Japanの皆さんの部屋に行ったら、なんだかとても
暗い雰囲気になってしまって焦った。
でも、中村さんの一言で皆さん似合ってると褒めてくれて、
今度はなんだか照れてしまった。
倉「瀬戸さん、仕事熱心っすね」
松倉さんに言われ、首をかしげる。
倉「あ、いや…仕事の為にバッサリ髪切れるの、すごいなって」
「そうですかね…皆さんに紛れないと!の一心で
気づいたら切ってました」
七「すご!」
川「Aちゃんほんと……いい子だね」
のえるさんにお母さんのような眼差しで見つめられ、
えへへ、と照れる。
吉「てかのえるもちゃかもいつの間に
名前呼びのタメ口になったの?」
倉「それ思ってた」
宮「まあ俺ら、Aちゃんのスペシャルデリシャスサンドイッチ
食べちゃったからな〜」
川「ね〜」
「あ、あは……美味しかったなら何よりです」
中「なにそれ!」
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作者名:エキゾチック幸助 | 作成日時:2021年8月18日 12時