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松田 side
今日は虎者の大千穐楽。
Aの気持ちも乗せて、頑張ったるぞー！と
意気込んでいざスポットライトを浴びると。
元「(！？！？！？！？！？)」
ちらっと見た車いす席に、どう見ても
Aにしか見えない女の子がいる。
隣はAパパにしか見えない男の人が
つき添ってるし、見学席にはJUMPがいる。
これ、確っしょ…！？
ちらっと他のメンバーを見ると、
誰も気づいてないみたいで。
元「(のえる！のえる！)」
川「(なに、緊急事態？)」
舞台袖に下がった瞬間、近くで息を
整えてるのえさんに報告する。
元「(車いす席、Aがいる！)」
川「(は！？)」
目ん玉が飛び出そうなくらい
目を見開いたのえる。
それでもデカい声を出さないのは
さすがだなって思う。
七「(それ本当？)」
聞こえてたらしいしめも聞いてくる。
元「(どう見てもAだった！！)」
川「(そっくりさんとかじゃなくて？
来れるわけなくない？入院中なのに…)」
倉「(ちょいちょいちょい
ちょいちょいやばいやばいやばい)」
３人で集まってひそひそ話してたら、
舞台からハケてきたクラが焦った顔で
こっちに来た。
倉「(Aいた)」
元「(ほらね！！！)」
七「(まっじか…そわそわしてきた)」
それから、どうしてAがいるのかは
わからないけど、とにかく来てくれたからには
最高のもの観せるべ！！と気合いを入れなおした。
ドキドキして、ワクワクした。
Aが客席にいるなんてこと滅多に
なかったから、びっくりするくらいに、
感動で泣かせるくらいに、すっげーもん
観せてあげたいし。
持てる全力の力で舞台を走り切った。
それは、他の６人もきっと一緒。
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作者名：エキゾチック幸助 | 作成日時：2022年10月31日 16時
