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メスが四本 ページ8

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「ねぇお兄さん、凄いね!」

『あ、はい…どうも?』


事件はどうやら思ったよりドロドロしていたらしく、重症を負った男の妻が男の保険金を目当てに殺害に及んだらしい。女がこれまた遊び回っていたようで、拳銃は近くでのびていたチンピラから奪ったものらしい。

女って怖いね。うん。









そして、父さん。俺……





気づいてしまったよ!

俺はどうやら『名探偵コナン』のお話の中にいるみたいだ。
というかよく今まで主要キャラに一人も会わなかったな。

そして、今この隣で明らかに作り方笑いしてるあざとかわいい小学生。絶対あの子だよ。

だって赤い蝶ネクタイつけた小学生とかそうそういないだろ。いっちょまえに腕時計もつけてるしな。都会の小学生は全員こんななの?いやそんなバナナ〜。




『ところで君の名前…』

「え、僕?僕はぁ、江戸川コナンって言うの。お兄さんは?」

いやぁ〜ですよね。
君視覚的なインパクト強いですもん。俺仕事人間だったし、あんまりコナン知らなかったけど、流石に君のことは存じ上げております。




『あ、そうだね。自分が名乗る前に聞いちゃってごめん。俺は久戸瀬寮。ここからまぁ…遠くはない所で医者をしてる。』

「へぇ〜そうなんだ。カッコいい!」

いや、お前絶対そんなこと思ってないだろ。





「あ、そうだ。僕道に迷っちゃって〜毛利探偵事務所って知って…」

『知りません。』

あと俺がこの子についてしっていること。それは…



『…おっと、少年君。俺は今休憩時間だったんだ。患者さんが待ってるからもうそろそろ』

「えぇ!それはたいへん!でも僕も帰り道分かんないし…」

『えっとね、この大通りを歩いて二番目の角を曲がったら交番があるから。ほら、あの近くにセフンイレフンがある交番。そこでお巡りさんに聞いてみて!ごめんね〜』

俺は置いていたスーパー袋を手早く持ち上げ、大通りへ走り出…

「まって!」
『うわっ…』

せなかった!コナン君が俺の腕に抱きついてきて出来なかった!
思ったより君力強いんだねお兄さんびっくりー





「大通抜けるまでいいからついてきてよ〜。僕ね、まえに不審者におそわれたことがあって…」

いや、君なら撃退できると思う。むしろ不審者を追いかけてそう。






『…仕方ないですね。もう、いいですよ!付き添います!』

このままじゃ埒があかない。
それが俺の決断。

メスが五本→←メスが三本



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Указать - カロナール24錠のところ、文字化けが発生しております。後、いつも素敵なお話をありがとうございます。 (2019年8月12日 1時) (レス) id: 3506ccb36c (このIDを非表示/違反報告)
松の葉(プロフ) - 腐るのであれば、BLのフラグをたてた方が良いのでは……?勘違いであれば申し訳ないです (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0752d2fe1f (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - 15本目の何時も通り〜〜の所の字が化けちゃってますよ。ps.更新ありがとうございます。作者様を応援しております。 (2019年8月3日 21時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - とても面白いです!! (2019年7月30日 17時) (レス) id: 19c16fa711 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ビルト・イン・スタビライザー(笑) | 作成日時:2019年7月6日 18時

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