カロナール二十五錠 ページ32
スコッチside
気がつくとベッドの上にいた。
見知らぬ部屋。だが少し薬品...消毒液なんかの匂いがする。
...でも病院じゃない。
「俺は...」
記憶のピースがつながった。でも今自分の置かれている状況と最後の記憶がかけ離れすぎていて、それは記憶なのか夢なのか未だわからずにいた。
辺りは薄暗い。
カーテンはしっかりと閉められていたので、ベットの近くの小さなテーブルの上の時計を見る。
朝の...4時。
隣を見ると包帯やガーゼなどが散乱していた。
「とりあえず家に帰ろう」
右手に力を込めると、肩に激痛がはしる。
「痛って!」
『ん...っ』
思わず大きな声を上げると、暗い部屋の隅から声が聞こえた。息を呑み、じっと目を凝らせば、何かがもぞもぞと動いた。反射的に自分の拳銃を探すが見当たらない。
『ああ。起きられたんですね。』
何かの気配が近づいてくる。
俺は確かにこの気配を...知っている。
「誰だ...」
殺意を向ける。
『...いやですね、そういうの。やめてください。吐き気がしてくるんです。』
カーテンの間から漏れた光がその姿を照らし出した。
その人物は俺たちがターゲットにしている...
「ボルドー...」
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Указать - カロナール24錠のところ、文字化けが発生しております。後、いつも素敵なお話をありがとうございます。 (2019年8月12日 1時) (レス) id: 3506ccb36c (このIDを非表示/違反報告)
松の葉(プロフ) - 腐るのであれば、BLのフラグをたてた方が良いのでは……?勘違いであれば申し訳ないです (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0752d2fe1f (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - 15本目の何時も通り〜〜の所の字が化けちゃってますよ。ps.更新ありがとうございます。作者様を応援しております。 (2019年8月3日 21時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - とても面白いです!! (2019年7月30日 17時) (レス) id: 19c16fa711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビルト・イン・スタビライザー(笑) | 作成日時:2019年7月6日 18時