アルギニン二十三滴 ★ ページ30
※接触多めです。ご注意願います。
·
『何処で食べる？』
「うーん。寮君の隣なら何処でもいいよ。むしろ寮君を食べたい(真顔)」
「もうお前二度と口開くんじゃねぇ」
あれ〜。可笑しいな、なんかこの感じに慣れはじめてきてる(遠い目)
「まぁ、このままだと溶けちまうから取り合えず歩こ…」
ドンッ！
「きゃあ！」
『あぅ！？』
一歩前に踏み出した陣平さんと、走ってきた女の子がぶつかる。
と同時に首筋に何かヒヤリとするものを感じ、思わず変な声が出てしまった。
「すみません…」
「ああ、気にすんな。お前は大丈夫か？」
「はい！」
女の子はそういうとタタタッと走っていった。
「寮君大丈夫？変な声出してたけど」
『あ、え。大丈夫？だ。』
「悪いな、俺がちゃんと前見てなかったから…」
.
『陣平さん？』
途端彼の動きが止まったかと思うと、突然俺の首に顔を近づけた。
ペロｯ
『ひゃぁ！？』
首にゾワｯと普段感じたことのない感覚がはしった。
「甘ぇ」
そこで俺は気づく。
そうか、さっきの拍子に陣平さんの持っていたジェラートが俺の首にぶつかったのか。
『やめ、ろ』
続けて何度も襲ってくるその感覚に脳が働くのを止めてしまいそうになる。
「じんぺー君。何してるのかな？」
「ぁ？邪魔すんな」
「…駄目じゃん。折角買ったのに溶けちゃったら」
『え？』
ジェラートを持っていた右手首をあっさり掴まれてしまう。
見れば楽しみにしていたジェラートは溶け始めていた。
「寮君が食べないなら俺がもらうよ？」
『んぅっ！？』
手に垂れていた溶けたジェラートを舐め取っていく研二さん。「あ、美味しいとか」感想いらないんで普通に自分の食べてください。
というか、ここ公共の場所だ！
回りの人たちの目が…
ってなんでお母さん方みんなスマホ構えてるの？子供たち砂場で遊んでるのとらなくていいの？なんでそんな幸せそうな感じなんですか！？
「あはは、寮君真っ赤〜」
『やめてくれよ。見ないでくれ』
「熱っ！」
『陣平さんも頬をつついつくるの止めて』
「だって寮がカワイイからな〜♪」
『陣平さんはまともだと思ってた俺が阿呆だった』
あー、羞恥心で身が焦げそうだ。
.
コメあざっす！
やっぱりもうフラグ立てといたほうがいいっすよね！よーし、立てます！松の葉さん有難う御座いました。
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Указать - カロナール24錠のところ、文字化けが発生しております。後、いつも素敵なお話をありがとうございます。 (2019年8月12日 1時) (
レス) id: 3506ccb36c (このIDを非表示/違反報告)
松の葉(プロフ) - 腐るのであれば、BLのフラグをたてた方が良いのでは……？勘違いであれば申し訳ないです (2019年8月10日 9時) (レス) id: 0752d2fe1f (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - 15本目の何時も通り〜〜の所の字が化けちゃってますよ。ps.更新ありがとうございます。作者様を応援しております。 (2019年8月3日 21時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - とても面白いです！！ (2019年7月30日 17時) (レス) id: 19c16fa711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビルト・イン・スタビライザー(笑) | 作成日時：2019年7月6日 18時
