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月曜日、発熱もなく無事に出勤する。
A「ご迷惑をお掛けしました。」
花先輩「大変だったわね。早く治って良かった。」
空後輩「すぐ熱、下がったんですね。顔色、ちょー悪かったから心配しました。」
A「ごめんね。空ちゃんありがとう。」
空後輩「でも、病気の時に1人ってちょ〜不安じゃないですか？」
花先輩「あら？看病してくれる人はいないの？」
A「…！ぃゃぁ〜。空ちゃんはいるって言ってたよね。」
空後輩「そうそう！聞いてくださいよぉ〜。あの人結婚してたんですよ。私、騙されてて。ちょ〜ショックで。すぐにバイバイしました。」
A「…。」
花先輩「あらぁ〜早く気づけて良かったじゃない。空ちゃんならすぐにいい人が見つかるわよ。」
空後輩「ほんとぅですかぁ〜？」
A「…う、うん。」
花先輩「さ、仕事仕事！頑張りましょう。」
空後輩は2年前に卒業した22歳。キャピキャピしてるけど、すごく仕事が出来る気配り名人。
花先輩には高校生の男の子が2人いる。私たちの事も娘のように色々相談に乗ってくれている。優しいお母さんだ。
今週は今日出勤すれば、明日はお休み。
久しぶりに一人酒したかったけど、濱田さんとの約束で時間が合えば2人でご飯だし、まだ手の痛みがあるからお酒を飲んだらどうなるのか不安もある。
一人で過ごしたいのか、二人で過ごしたいのか少しずつ分からなくなってきている気がする。
人と一緒に…ということが私は苦手だと思う。人に気を使うし、人に気を遣わないということが出来ない。
きっと、このまま一生一人で過ごしていくんだと思っていた。
濱田さんと話すようになってからは、その距離感に右往左往させられ、気づけば、人に甘えている自分に自分で驚いている。
早めに、軌道修正して今まで通りにしなくてはとも思うし、どんな自分に変わっていくかも気になる。
でも結局、常に、“後戻りできなくなる前に”と考えている私がいるから。
連絡が来ないことに安心してしまう。
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作者名：na0k0 | 作成日時：2021年1月1日 23時
