認める気持ち (5/7) ページ13
俺も頑張れるかなって
頑張ってもいいかなって思いはじめて、
今まで軽い気持ちで遊んでた女の子とも会わなくなった。
連絡先も消した。
『今まで俺のわがままに付き合ってくれてありがと！ごめん！』でポチッと。
そのあとしつこく迫られたりするかなって思ったけど案外みんな気付いてないのか連絡してこないのな、ちょっと悲しくなった。
でもいい！俺にはAちゃんがいるから！
って、勝手に自信満々で、勘違いしてた。
もう付き合ってるような妄想して毎日ハッピーだった。
「うそだろ」
たまたま、街を歩くAちゃんを見た。
隣にいたのは、ジェシー。なんで。
しれっとジェシーも狙ってた？信じられないよ、俺。
忙しなく過ぎていく人の中で、たったひとり俺だけが立ち止まって、俺の時間も止まってるみたいに感じた。
声かけたらいいじゃん、友達なんだから。
でも足が地面に引っ付いたみたいに動けなくなって、
俺の弱さが嫌になった。胸も痛くなった。
楽しそうに笑ってんだもん。
彼女がジェシーのパーカーのフードを直してあげて
それに気付いたジェシーが照れ臭そうに笑ってた。
あまりにもお似合いすぎて、俺が滑稽に思えた。
争うなんてしたくないもん。
Aちゃんがすき。でもジェシーもすきだから俺は。
勝手に決めつけて言い訳してるだけってわかってる。
でも俺、勝てる自信ないよ。
すきな人聞いたとき
『います』って言ったあの伏せられたまつげの隙間に、ジェシーがいたのかなって考えた。
なんだ。
恋ってこんなもん？
これで終わり？
なんかがこみ上げてきて、
消えろこの気持ち、って思ったけど
想いは増すばかりで自分の想いを認めざるを得なかった。
俺、Aちゃんのこと、めっちゃ好きじゃん。
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つき(プロフ) - sailさん» 素敵なコメントまでくださって、とてもうれしいです（ ; ; ）こちらこそ、ありがとうございました。今日はいい夢が見られそうです。 (2020年12月10日 12時) (
レス) id: 7ed4157c8a (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - とってもとっても素敵な作品すぎてコメントさせていただきました。ふたりのもどかしい距離にキュンキュンしました！素敵なお話をありがとうございました。 (2020年11月9日 13時) (レス) id: 68c0c1ca67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つき
| 作成日時：2020年5月5日 0時
