独り占め、してみる？ -マサイ- ページ16
私の彼はFischer'sという今人気沸騰中のYouTuberとして活躍してる。
そんな彼はある企画で
［24時間カメラを回し続ける］
というものをやる事になっていた。
私は彼女でもあるが、
一ウオタミと愛称のリスナーでもあった。
その日はオフで
彼は撮影という事もあり、
私は一日家で過ごす事にした。
いつもの様に、
パソコンを付けYouTubeを開くと
セカンダリーに彼の動画が上がっていた。
私は少しニヤケなが再生ボタンを押した。
するとそこには、
普段と何ら変わらない彼の姿…
私は数時間、
彼の姿を眺めるも
最後まで見ることは出来なかった。
結衣『……マサイ…。』
私は欲張りなのかもしれない。
動画を見だしてから、
みるみる内に嫉妬心に塗れていた…
私だけの…
誰にも見せたく無かった寝起きの姿、
過去の動画を見ながらご飯を食べる姿、
何もかも、私だけが知ってる姿だと…
私は初めて、
《 独占欲 》という言葉の意味を理解した。
コメント欄には、
ファンから沢山のラブコール…
結衣『こんなの、…ヤダ。』
これは仕方ない事だと頭では分かってる。
しかし気持ちにそんな余裕も無く、
少しでも落ち着かせる為
私は1人お風呂に入る事にした。
暫くして
私はお風呂から上がりリビングへ戻ると、
そこには
真剣な眼差しで私のパソコンを見詰めるマサイの姿があった。
結衣『あ、れ…？今日、撮影じゃ…』
マ「ん？あぁ、…早く終わったから遊びに来た。」
彼は私の姿を見るなり
ぎこちなく視線を逸らした。
風呂上がりで、
桃色に染まる素肌…
短いショートパンツに濡れた髪…
マ(ちょッ！…もっと危機感持てよ！！)
俺は咄嗟に視線を外した。
しかし、
その一瞬…
俺は見逃さなかった。
赤く充血した瞳に、少し腫れている瞼。
途中で止められていた、俺の動画…
結衣は何食わぬ顔で
今日の撮影の話を聞かせて！と言ってきた。
だけど俺は
ゆっくりと歩み寄り、
未だ火照る彼女の頬を撫でながら名を呼んだ。
マ「………結衣？」
すると、
彼女は緊張の糸が切れた様に泣き出した。
嫉妬する自分を責め、俺に謝り続けた。
マ「大丈夫だから…」
結衣『ッ…マサイッ、ごめっ…』
マ「…なぁ、結衣？」
結衣『……？』
溢れる涙を拭きながら俺を見上げる彼女に囁いた。
マ「今から俺を独り占め、してみる？」
俺はそっと両手を広げた、
結衣は大きく頷き俺の胸に飛び込んだ。
【リ】絶テェー譲らねぇ！ -モトキvsダーマ-→←傷付けないでよね？ -モトキ-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
来響 - あぁぁぁあダーマ様ぁぁあやべっニヤける (2019年1月10日 17時) (
レス) id: 46c572a747 (このIDを非表示/違反報告)
雷響 - 面白いですね！特にモトキvsダーマがにやけてしまった(笑） (2019年1月7日 20時) (レス) id: bea9aaf5eb (このIDを非表示/違反報告)
恋(れん)@ウオタミ/ノエラー(プロフ) - あにゃさん» あぁあ…ありがとうございます。更新頑張ってくださいね！まぁ、私は…更新亀さんなので…wwファイトです！！ (2018年3月31日 12時) (レス) id: 1531b34ca2 (このIDを非表示/違反報告)
あにゃ(プロフ) - 恋(れん)@ウオタミ/ノエラーさん» あぁー！！ティッシュティッシュ！笑！喜んで貰えて嬉しいです！！また更新頑張ります！！ (2018年3月31日 9時) (レス) id: ef7b29524b (このIDを非表示/違反報告)
恋(れん)@ウオタミ/ノエラー(プロフ) - お、お…王様ゲーム………あ、ちょ…だ、誰かティッシユを……鼻から赤い絵の具出てきたよ…((満面の笑み (2018年3月31日 1時) (レス) id: 1531b34ca2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
