5.5話 ページ21
鶴丸side
夕飯が終わって、自分の部屋へ戻ろうとした時今剣が寝ていたはずの部屋の襖が開いていた。
もしかして起きたのではないかと期待して、バレないようにそっとのぞいて見る。
そこには戦闘服に身を包み、自身の刀を手にかける今剣がいた。
まだ重症寄りの中傷なはずだ。それなのに一人で刀装も付けずに出陣しようとしているのか？
そんなの、折れに行っているようなものではないか。
そして何を思ったのかじっと自身の刀を見つめ、一つ歪んだ笑みをこぼしたと思えば、刃を自身の首に近づけていく。
何をしようとしているのか嫌でも分かってしまった。
「やめろ！」
思わず大声で叫んで、これ以上刃が近づかないように慌てて手を掴んだ。
驚いたように顔を上げた今剣と目が合う。
「なんであんなことをしようとしたんだ！」
「そうするしかないと思ったから。それにそれしか今の私が出来ることないので」
まるでそれ以外にすることがあるんですかと聞かれているようだった。泣きそうで、声だって震えている。
そうすることが当たり前のように、不思議そうに答える。
「そんなことしなくていいんだ！お願いだから、そんなことしないでくれ！今、君がすることは一刻も早く怪我を治すことだ」
なんで、折れるしかないのかとか、今自分が出来ることが折れることだけなのかとか、色々どうしてと問い詰めてしまいたかった。
けれどそんな言葉は喉に張り付いて出てこなくて、なんだかよく分からないモノが胸の中をかき乱しているようで、ただ折れないでくれと言うことしか言えなかった。
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林 - よっっしゃゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!更新されとるでぇぇぇぇ!!!!!続きすっごく楽しみにしています!御忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください! (2020年9月5日 0時) (
レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ふぉぉぉぉ！！更新されとる！！やった！更新お疲れ様です！！続き読めて嬉しいです！有り難う御座います！ (2020年9月1日 1時) (レス) id: a576ecff6a (このIDを非表示/違反報告)
もち米(プロフ) - かなさん» コメント、ありがとうございます！返信もなにもかも遅くなってしまって申し訳ないです。このお言葉を糧にして、なるべく更新を頑張っていきます！ (2020年9月1日 1時) (レス) id: 85fb984252 (このIDを非表示/違反報告)
かな - え？こんなところで終わりです？まだ何も始まってないですよ？この小説好きなので、ゆっくりでもいいですから、更新お願いします。 (2019年9月20日 1時) (レス) id: d7e3d4614a (このIDを非表示/違反報告)
和菓子(プロフ) - 黒猫さん» 黒猫さん、コメントありがとうございます！展開が遅くて申し訳ないのですが、続きが気になると言っていただけるなんて。応援力出ました。少しでも更新が早くできるよう頑張っていきます！ (2019年6月17日 0時) (レス) id: 4dc34b2f3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もち米@前は和菓子 x他1人 | 作成日時：2019年5月3日 1時
