私が今剣に？でもなんか大きいよね【刀剣乱舞】

続き ページ17

審神者(椿)side

「主！今剣しゃんが！_________ 」

執務室で保護した今剣についての報告書を長谷部と共に作ってきた時だった。

ドタバタと足音が聞こえてきたと思ったら、ガラッと勢いよく扉が開らき、博多が焦った様子で入ってきた。

長谷部が注意しようと口を開けきかけたが、いつもと様子が違うのを察して真剣に博多を見つめている。

今焦るようなことなんて、ほぼほぼ今剣関連しかない。何か嫌な予感がする。

その予感は的中して、博多の口から聞いたのは今剣が急に立ったせいで傷口が開いたから手入れをしてほしいということだった。

詳細は、その後今剣の元へ移動中に合流した大包平から聞いた。

本丸が怖い場所と認識していること。

大包平を拒絶することはないものの怯えていたこと。

そして手入れを受けたそぶりがないこと。

手入れをしたと言ったら、何かに怯え、私に謝ろうとしてきたこと。


あなたは何に怯えているのか。手入れをするのは普通で、謝ることでもなんでも何のに。

その話を聞くだけで心が張り裂るように痛い。

でもとりあえず今は気を引き締めて、傷口を塞ぐことだけに力を注ごう。

長谷部や博多、大包平も周りについているし、あって欲しくないけど、もしもの時は___

あちらが審神者に対してよく思っていないのは確実であろうから。

そう思っていれば

「やめろ！！」

鶴丸の普段聞いたことのないような叫び声が聞こえた。

聞こえた方向は、今剣がいる部屋のあたりだ

今剣に何かあったに違いない

「長谷部、博多先に行って！大包平は私についてきて」

「分かりました！行くぞ博多」

機動が高い二人に先に行ってもらって、後から私なりの全力で追いかける。

「主、ちょっと失礼する」

がやっぱり遅いので大包平に俵担ぎにされた。

ありがたいけど、もっと他に担ぎ方あったでしょう！






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更新が滞っている間もそのまま気長に待ってくれた方、新たにお気に入り登録してくださった方、読んでくださった方がいて本当に嬉しいです。そしてコメントを下さった方も。私のわがままを聞いてくださりありがとうございます。

これからもこのような感じですが、少しずつでも物語を進められるよう頑張るのでお付き合いいただけると嬉しいです。

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