第1話 ページ2
「__!____!」
必死に私の名前を呼ぶ声が聞こえた気がして、ゆっくりと目を開けると、青い青空が見えた。
どこだここ。
私はいつも通り教室で授業を受けていたはずだ。
全身がじくじくと痛むが、状況を把握しようとして身を起こして周りを見渡せば、
無数の木
そして
私の身長を優に超える刃こぼれひどいボロボロの刀________
大太刀ぽい
ここは森か。山か。
なんでここにいるのか全然分からないけど、この刀だけは手放しちゃいけない気がした
………いや、なんで刀がここにあるの。
しかも手放さなかったら銃刀法違反ですよね。まず私に持てる気がしませんが…
「っっっ!」
ヒュンと音が聞こえと思ったら頬からツーと血が垂れてくる。
何かと思えば前の木に弓矢が刺さっていた。
ばっと後ろ見て見れば
忌々しい姿の骨たちが、全力でこちらに向かってくるのが見える。
私、あの人達すごく知ってる。時間遡行軍の方達ですよね。
…………ってなんでここにいるんだ!
まさか刀剣乱舞の世界にトリップしてました〜なんてことある?
でもこの展開すごく夢小説とかで見た。おまけに近くに刀あるし…
そして木ばっかりということは、ここは阿津賀志山…?
ってこんな事考えている場合ではなかった!
とりあえず、一か八かやってみるしかないよね
敵数は5体
短刀が3体、脇差が1体、大太刀が1体…
□
「はぁっ、はぁっ…、っっっ!」
なぜか、だんだんと目が霞んできて動けない。
もうそこまで大太刀が迫っているのに
切られると思った瞬間、どこからか声が聞こえてきた。
「がはははは!俺が恐ろしいか!」
大太刀が消えた。
そして、その後ろには…
「岩…融…?」
本物だ…。思ったよりめちゃくちゃ高いですね。
目が霞んでるせいであんまり表情がよく見えないけど、なんでそんなに泣きそうな顔をしているの
「今剣!」
えっ、私の方見て言われても私今剣じゃないよ
というか
「お願いだから、それ以上近づかないでっ!」
貴方がイケメンすぎて、心臓止まるから!
ズルズルと力を振り絞って岩融から距離を取る。
「分かった!近づかんから、もう動くな!」
なんでそんなに焦ってるの
でもごめん、すごくねむいので寝ます…
意識を失う直前、ふわっと何かに包まれた感触がした
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林 - よっっしゃゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!更新されとるでぇぇぇぇ!!!!!続きすっごく楽しみにしています!御忙しいとは思いますが、これからも頑張ってください! (2020年9月5日 0時) (レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ふぉぉぉぉ!!更新されとる!!やった!更新お疲れ様です!!続き読めて嬉しいです!有り難う御座います! (2020年9月1日 1時) (レス) id: a576ecff6a (このIDを非表示/違反報告)
もち米(プロフ) - かなさん» コメント、ありがとうございます!返信もなにもかも遅くなってしまって申し訳ないです。このお言葉を糧にして、なるべく更新を頑張っていきます! (2020年9月1日 1時) (レス) id: 85fb984252 (このIDを非表示/違反報告)
かな - え?こんなところで終わりです?まだ何も始まってないですよ?この小説好きなので、ゆっくりでもいいですから、更新お願いします。 (2019年9月20日 1時) (レス) id: d7e3d4614a (このIDを非表示/違反報告)
和菓子(プロフ) - 黒猫さん» 黒猫さん、コメントありがとうございます!展開が遅くて申し訳ないのですが、続きが気になると言っていただけるなんて。応援力出ました。少しでも更新が早くできるよう頑張っていきます! (2019年6月17日 0時) (レス) id: 4dc34b2f3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち米@前は和菓子 x他1人 | 作成日時:2019年5月3日 1時