お兄ちゃんなんていない…

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Aside





お兄ちゃんたち、信じてくれなかった。
信じてくれると思ってたのに、
やっぱり、私は、要らないのかな………







家までがすごくすごく遠く感じる………





　「きゃっ」


石につまずいて転んじゃった、

立つ気にもならない、、、

膝からは血が出てきてる、
今は、そんな血でさえきれいだなぁなんて思ったりして、



??「Aちゃん、?」


誰だろ、?


松島「松島聡ですよ〜？？」

　「あっ、聡くん、か、」

松島「けが、だいじょぶ？？」

　「うん、ごめんね、？」

松島「家まで、送るよ！」

　「ふふっ、ありがと。」



聡くんに、迷惑かけちゃった、、な、


ほんとは、今すぐにでも相談したい。
慰めてほしい、

でも、迷惑になっちゃうし、私達家族の問題に巻き込むことなんてできない、


松島「Aちゃん？？？？」

　「ん？？」

松島「ついたよ、？」



いつの間にか家についていた。


　「ありがとね、ばいばい。」

松島「ん、何かあったら言いなよ?」

　「ありがと、」


そう言って笑顔で帰っていった聡くん、








急に寂しくなった。

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