三十五話『スライム討伐』 ページ36
蹴った後、何とかスカイロードで造った足場に着地をし、スライムの様子を見る。
『……！！』
どうやらファイアトルネードを放った私を敵認定したらしく、その瞳は捕食者のソレに変わっている。
…どうやらこのスライムは簡単には倒れてくれないようだ。
一撃で倒れてくれたら、私にしても楽だったのに。
「残念……じゃ、次はこいつで。ドラゴンキャノン！」
ボールを蹴り上げ、全身の力を籠めてボールを蹴り飛ばす！
この技はイナズマイレブンのゲームをやっていた人は知っているかも知れない。
私が遊んでいたアニメキャラチームとは別に作ったサブキャラチームにいた、一人の男の子が覚えていた技だ。
確か名前は…セブンだったっけ？
ボールに纏いし紅き龍がスライムへ牙を剥く！！
「とはならないよねー。普通に考えてさ」
スライムがドラゴンキャノンを止めているのを見つつ、リュックから別のサッカーボールを取り出し、もう一つの技を放つ。
「試作段階だから上手くならないかもだけど……風雷の風見鶏」
それは炎の風見鶏の風と雷バージョン、と例えたほうがいいかもしれない。
蹴りだされたボールを護るかのように出てきた、一体の風見鶏。
オリジナルと違うのは、その身体の色だけではなく、その威力もだろう。
『…？…！！』
スライムが自身へ向かってくる鳥に気づき、迎撃しようとしたが、遅い。
その嘴でスライムの核を破壊すると、風見鶏の力に耐えられなくなったのか、サッカーボールが破裂した。
サッカーボールが破裂すると、風見鶏は空気に溶けるようにして消えていった。
「スライムは……終わったみたいだね」
核を風見鶏に壊されたスライムは、風見鶏と同じように空気に溶けるようにして消えていた。
「……にしても、風雷の風見鶏に体力使い過ぎたかな？ちょっとキツイ…」
スカイロードで地面まで降りつつ、苦笑いを浮かべるA。
まだまだ風雷の風見鶏は改良の余地がありそうだ…。
「ってやば…目の前が霞んで見える………」
ぐらり、と大きく身体が揺れ、Aは地面へ倒れた。
「……」
Aは意識を手放した。
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すもも - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2014年7月25日 16時) (
レス) id: dd4f3f0dc7 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - とってもおもしろいです！更新頑張ってください。それとって友希OKですか？ (2014年7月24日 18時) (レス) id: 113d55ec1a (このIDを非表示/違反報告)
水氷の名探偵 - こんばんは♪更新ガンバですq(^-^q) (2014年6月16日 0時) (レス) id: 5892e0df87 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - 夢主ｗｗｗとっても面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2014年4月3日 20時) (レス) id: 042c3de7ef (このIDを非表示/違反報告)
颯斗 - 夢主の考えがwwwwwwめちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください!! (2014年2月23日 2時) (レス) id: c0bc8d864e (このIDを非表示/違反報告)
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