【HQ】小さい君と大きい私【夜久衛輔】 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:5,406 hit

7センチページ7

黒尾side

「おーい。Aー」

「なーに、鉄郎ー？」

部室で着替えているとき、ジャージがないことに気づき

「俺のジャージ知らねぇーか？」

と夜久に聞くとAに預けてたことを言われ

「(あっ、やべ。)」

なんて思いながらAの所に急いだ。

あいつはいまボトルを洗ってるらしい。

さっき蛇口をひねる音が聞こえた。

少し、遠い所から声をかけたため暗くて、Aの姿が見えなかった。

「いま、手が離せないから来てくれるー？」

と言うのでしょうがなく行ってやることにした。

「A。俺のジャージそろそろ…」

Aのそばまで寄っていきお互いの顔が見える距離ぐらいまで来たところ

そこには、俺のジャージを着たAが部員たちのボトルを洗っていた。

「…Aチャン？えっと…これはあれなのかな？」

誘ってるのか？といいたくなるほど今のAは可愛かった。

ダボダボのジャージを着、濡れてる手で髪を触ったであろうと思われる髪は肌にくっついて色っぽい。

これは…色々と…

「やべぇな。」

「ん？なにが？」

「えっ、あ。いや、なんでもねぇーよ。」

思わず声に出てしまっていた。

まぁ、好きな女が自分の服を着ているんだ。

少しぐらいドキドキしても、男ならおかしくねぇーな。