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3センチ ページ3
「おー、なんだ夜久か。」
別にいじめてねぇーよ。っと言ってさっきまで私に食べさせようとしてた、ピーマンを自分の口にいれる鉄郎。
「なんだよ。野々村。ピーマン嫌いなのか？」
急に夜久が聞いてきた。
あっ、野々村は私の名前です。
「べ、別に嫌いじゃないしっ!!」
「こいつ、小さい頃からピーマン嫌いなんだよ。」
「っ、鉄郎……。」
嫌いと言い張る私のかわりに、夜久にピーマンが昔から嫌いだったこと言った鉄郎。
「へぇー。そうなんだ。」
「そう言えば、Aの班の野菜炒めは？」
そう言われて、黙る私。
「私の班、みんな休みだから。」
私が作った。と言うと えぇぇぇぇ?! と驚く鉄郎。
「……何か文句あんの？」
「だってお前、料理下手くそじゃん。」
もしかして、これか？と言って私の作った野菜炒めを指で指す。
「そうだけど？なに？」
「これは、あれなのか？炭なのか？」
「失礼なっ!! 野菜炒めって言ってんじゃんっ!!」
知ってますよっ!! 料理下手くそなことぐらいっ！
でも、そこまで言わなくたってー!!
「なんだー！うまそーじゃんっ!!」
食ってもいいか？と聞いてくる夜久
「夜久っ！無理すんなっ!こいつの食ったら死ぬぞっ！」
「そうだよっ!! 夜久っ！無理して食べなくても…」
「いいのー！いいのー！俺が食べたいだけー!!」
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作者名：村人B | 作成日時：2015年3月18日 21時
