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それでもいつまでも引きずってるわけには行かなくて
仕事に私情を挟むわけにはいかない
ちょっとした見解の相違だ
そう割り切って仕事に打ち込んだ
そして今日は久々に同僚との飲み会があって
普段はあんまり大勢で飲むのは好きじゃない
どっちかというと少人数での飲み会の方が好きなので
お酒はほどほどにして
ちゃんと終電に間に合うように店を出た
同僚の中では1番の親友である三島 莉子と駅までの道を歩いていた
心地よい夜風に吹かれていた
莉子「盛り上がったね〜今日の飲み会」
満足そうな莉子にそうだねと意見を合わせておいた
莉子「でも、ビックリしたね。
ユキちゃんの婚約の話は」
ユキちゃんというのは同じく私たちの同僚で、
付き合ってた人との婚約が決まったとかで
今日の飲み会は盛り上がった
「私も、、、早く結婚したいな、、、」
独り言のように漏れた私の心の声を莉子は聞き逃さなかった
莉子「A付き合ってる人いるんでしょ?どうなの?」
「5年も付き合ってるのに向こうは結婚する気なんてさらさらないみたい」
莉子「何それ。そんな人いるの?」
莉子が鼻で笑う
「びっくりだよ、本当に。ちょっとショックだった」
言葉にするだけで胸の奥がチクリと痛む
莉子「この先もずっと焦らされるんだったらさ、話し合うとかどうにかした方がいいんじゃない?だって、あと5年でうちら三十路なんだから」
「そうだよね、、、」
莉子「ていうか、見て。あの人たち大胆じゃない?」
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年10月14日 18時