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莉子「ニューヨークの話聞かせてよ」


数日後のオフ


莉子とショッピングに来て、オシャレなカフェでランチ


帰国してからゆっくり話す暇もなかったから莉子が知りたがるのも当然


莉子「なんかあったでしょ?ニューヨークで」


少し食い気味に聞いてくる莉子


「なんで?そう思うの?笑」


莉子「だって、Aニューヨークから帰ってきてから仕事にもめっちゃ気合入ってるし、毎日楽しそうだよ?

ヒロトさんと別れる前より生き生きしてるっていうか、、、」


「そ、そうかな?笑笑」


莉子にここまでバレてるなら隠しても仕方ない


勘付かれるのは時間の問題だと思って


風磨のことを全部話した


莉子「ふぅん、、、なるほどねぇ、、、」


話を最後まで聞いた莉子は、


何やら満足そうな感心するような表情を浮かべていて、


莉子「恋しちゃったんだね、その人に」


「え、いや、ち、違うよ!
恋とかじゃないし!」


変にテンパってしまい、余計に肯定してしまったようになる


莉子「いいじゃん、別に。


別れてすぐに他の人好きになったって」


「好きっていうか、、、」


莉子「だって、一緒にいたいって思うんでしょ?もっと知りたいって思うんでしょ?」


莉子に圧倒されて思わず頷く


莉子「だったらもうそれが答えじゃん」


それが答えって、、、


たしかに、風磨と一緒にいたい、もっと風磨を知りたいって思うのは事実だけど


私がそれを認めてしまったら


もう元に戻れない気がして


自分の気持ちのコントロールが


効かなくなってしまう


そんな気がして


溢れそうな想いを必死に押さえつけていた

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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年10月14日 18時

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