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翌日から気持ちを入れ替えて仕事に打ち込んだ
体調不良で休みを頂いていたから、職場のみんなが心配してくれていた
サボった分を取り返すべく、働いて2日を過ごした
今日の仕事が終われば風磨に会える
それだけを楽しみに頑張った
その日の仕事を終えて職場を出たのは18時過ぎ
この間もらった名刺を出して
そこに書かれている住所を目指す
駅の裏道を抜けた先に
白を基調とした大きな建物があった
どうやって中に入るべきか躊躇していると
ガチャっと扉が開いて
小柄な男性が出てきた
「あの、もしかして山下 Aさんですか?」
丁寧なもの言いで話しかけてくる
「はい、あの菊池 風磨っていう人に用事があって」
「そうですよね、風磨くんから話は聞いてるので、どうぞ。案内します」
人懐っこそうな笑顔を浮かべて、その人は中に案内してくれた
「僕は、風磨くんのアシスタントをしている松島 聡といいます。」
手を出して握手を求めてくる
古典的なコミュニケーション、天然なのかな笑
悪い気はせずに、その手を握った
聡「今日、ちょっと撮影長引いてて、あと1時間もすれば終わると思うんですけど、それまで待ってもらっても大丈夫ですか?」
「はい、もちろん。」
聡「はぁ、よかった。
じゃあ、せっかくなんで撮影見て行ってください。」
そう言われて、案内されたスタジオ
モデルらしき人がいくつものポーズをとっている
その反対であの噴水の時のように
夢中でシャッターを切っている風磨がいた
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年10月14日 18時