検索窓
今日:7 hit、昨日:9 hit、合計:140,767 hit

21 ページ21

風磨side


俺がニューヨークに来た理由はただ一つ


俺の未来を考えに来た


ざっくりとしすぎ?笑


仕方ない、言葉どおりの意味


俺はこれからどうやって生きていこう?


これからもカメラマンとして生きるべきか、


そうではない道を選ぶか、迷っていた


俺がまだアシスタント時代に先輩に連れてきてもらったニューヨーク


撮影が終わって、フライトまでに時間があった時に


フラッと来たセントラルパークで見つけたベセスダの噴水


この壮大さに圧倒されて釘づけになったのを覚えてる


今回もこの噴水を見たらその答えが出るんじゃないか、


漠然とそう思って1人でニューヨークに来た


そしたらAに出会った


俺より年上らしいけど、バカでうるさい女


最初はそう思ってたけど、だんだん違うことがわかった


こいつもこいつなりに沢山のものを抱えてここに来たんだ


そう思うと、なぜかほっとけなくて


お金の面倒を見ることに加えて、簡単に家に泊めてしまって


気づけばニューヨークを案内してやってる


変な話だ、全く。


Aをベセスダの噴水に連れてきて、好きなだけ写真を撮った


でも、どうしても何か足りなくて


呼吸が欲しかったんだ、写真からでも伝わる誰かの命を写してみたかった


無理を承知の上でAをカメラに収めたら、息が止まるかと思った


だって、ファインダー越しに見える君はキラキラと輝いて誰よりも綺麗だったから


気づけば夢中でシャッターを切っていた


何枚も何枚も、同じ背景にアングルを変えて、、、


ああ、やっぱり無理だ。


俺はカメラから


写真を撮ることからなんて離れられない


だって、シャッターを押すだけでこんなに素敵な景色に出会えるんだもん


俺が決意を固めれたのはベセスダのおかげだけじゃないってこと


それはこの時から気づいてたけど、気づかないふりをしていた

22→←20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
422人がお気に入り
設定タグ:SexyZone , 菊池風磨 , 病系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年10月14日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。