それからのユノ ページ19
「な、に…言ってるの？」
「ユノは仕事でも人との付き合いでも自分の出来る事は精一杯やろうとするでしょ？だから私も出来る事をやってみようかと思って。」
「それは意味が違うよ！なんでそうなる？僕は…」
と、その時ユノのケータイが鳴る。ディスプレイには『社長』の文字。
Aとの話が大事だったので電話を無視しようとしたユノだったが。
「ユノの事探してるんじゃないの？忙しいのにごめんね。じゃあね。」
Aはとびきりの笑顔でユノに手を振り、帰ろうとする。
「Aっ！まだ話は終わってないよ！」
このままではさっきAが言った結婚の話が本当になってしまうと思ったユノは焦る。
Aの腕を掴もうと手を伸ばした時。
「ユノー、どこだー。」
社長がすぐそばまで来ているようでユノを探す声が聞こえてきた。
一瞬、そっちに気を取られたユノ。どうしようかと悩んでいる内に社長は目の前に来ていた。
「お、いた！ユノお前何やってんだよー。」
「あ、今Aと…。」
そう言いながら、ユノがAのほうを振り向くとそこにAの姿はなかった。
「ちょっ…A？どこ？」
ユノがAを探そうとすると、社長がそれを止める形で声をかける。
「悪いが、すぐに打ち合わせをしたいんだ。」
「え？今…からですか？」
「あぁ、今すぐだ。」
有無を言わせない態度の社長。
「…っ、わかりました。」
Aを追いかけたい気持ちでいっぱいのユノだったが仕方なく社長に付いていった。
―――――
社長はまず、ユノからケータイとパスポートを取り上げた。
ユノ個人だけの韓国の仕事も増やし、休みなく働かせるようにした。日本の仕事は全く入れなかった。
仕事が終わっても、毎日家まで必ず誰かが付き添い、少しでも家から出ようとした時にはどこからか現れ、あれこれ聞かれる始末。コンビニすら１人で行けない。
そんな徹底的な監視の中では、Aとの時間なんて取れるはずがなかった。電話もメールも出来ない。会いにも行けない。あれから全くAとの関わりがなくなってしまった。
それでもAの事は頭から切り離す事は出来ず、いつでもAの事を思っていた。
だが思うだけでAとの事で何か行動に移すという事はせず、黙々と仕事をしていた。
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ERIN(プロフ) - のこさん☆こんなお話を楽しみにしていただけるなんて本当にうれしい限りです(ToT)妄想は浮かぶのですが文章にまとめるのに時間がかかっております。もうしばらくお待ち下さいませm(_ _)m (2012年12月20日 0時) (携帯から) (
レス) id: 2b6366be12 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - 妄想は膨らまないですか？更新、楽しみにしてます＾＾ (2012年12月15日 0時) (レス) id: 2956cc5738 (このIDを非表示/違反報告)
ERIN(プロフ) - ぽにょかさん☆やっぱりこんなユノさんはダメですよね（泣）。これからどうしましょう…。でも頑張って続き書きますのでまた読んで下さいね(_ _)m (2012年11月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 2b6366be12 (このIDを非表示/違反報告)
ERIN(プロフ) - まむさん☆またこんなユノさん…。急にはよくなりませんでした（泣）。チャンミンさんにどの程度まで「私」に近づいてもらうか悩み中です(>_<)ユノさんのんきに寝てる場合じゃないかも〜。 (2012年11月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 2b6366be12 (このIDを非表示/違反報告)
ERIN(プロフ) - はなさん☆こんなお話を読み返していただいたり続きを待っていて下さったり。うれしい事ばかり、ありがとうございます(ToT) (2012年11月30日 21時) (携帯から) (レス) id: 2b6366be12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ERIN | 作成日時：2012年10月7日 18時
