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・・・ 弍拾 訂正済 ページ48

しのぶ side


Aが任務に向かってから、数日が経ったが
帰ってくる気配がなかった。



Aの鎹鴉が隠を呼びに来たが
現場には鬼に喰われた子供や鬼殺隊員だけ
が床に残されていた


カナヲ達も帰りが遅いと心配している





―――そうして緊急の呼び出しがかかった















胡「宇髄さん?貴方もここに呼ばれたのですか?」



宇「嗚呼、胡蝶もか..
Aが帰ってきていないっていうのは
本当か?」




宇髄さんも知っているらしい


本来ならば、伊黒さんが適任だったが
丁度長期任務で向かえなかった




胡「はい、帰ってきてないんです
伊黒さんも凄く心配していたのですが
長期任務で向かえないみたいです」



伊黒さんの代わりに宇髄さんが呼ばれたらしい


宇「で、俺が派手に呼ばれたってわけか...
柱2人が呼ばれるなんてな
彼奴が無事だといいんだがな」



もし、Aが鬼にやられてしまったら?
良くない考えが次々と浮かぶ




私は今まであの子の何を見てきたのだろう?



Aなら、大丈夫だと安心しきっていた
勿論、柱としての責任は重いが
それ以上に期待されたAは苦しかったはず



1年前に親を無くしてから、休みも惜しんで
稽古に励んでいた


悲しい現実を幼いながらしっかり受けとめ
今を生きることを決めた




―――もっと目を向けてあげるべきだった




今更後悔しても遅い
今は何をしなければならいないのか考えないと




胡「Aは必ず生きていますよ
誰よりも努力している
あの子が負けるはずがありません」




すると、宇髄さんは目を見開いた
そうして私の目をそっと手で拭ってくれた





宇「そんな悲しい顔すんな
彼奴は必ず生きてる。
この俺が認めた四人目の嫁だからな!」




宇髄さんに言われるまで気づかなかった。
涙を拭っても、拭っても溢れるばかり



泣いては駄目だ
宇髄さんもあまり顔には出さないが
相当心配してるはず





泣いている暇など、私達にはない
今を見なければ




涙をぐっと抑え、宇髄さんに笑いかけた。




胡「ッ.. そうですね、行きましょうか
鬼の元へ












私の毒で、優しく殺してあげます…」









――― A、待っていて

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設定タグ:鬼滅の刃 , 伊黒小芭内 , 胡蝶しのぶ   
作品ジャンル:恋愛
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紫華 - こんちは!読んでいる途中ですが失礼します!伊黒さんは蜜璃ちゃん一筋だと思っていましたが‥‥ま、これも面白いので文句はありませんね (10月26日 13時) (レス) @page19 id: 09404ca91f (このIDを非表示/違反報告)
r.s(プロフ) - いぐろさん» コメントありがとうございます!!伊黒さんの魅力を少しでも伝えられたらいいなと思い作った作品なので、読者の皆様に伝わったことがとても嬉しいです!これからも更新頑張っていくのでよろしくお願いいたします!! (2020年10月18日 17時) (レス) id: f0dda2e9a0 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - 何回でもよみたくなる!!!!!! (2020年10月18日 12時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - い黒さんの作品!これおもしろいはずだけど見てるあいだに気絶しそうでやばい!!!!!!! (2020年10月18日 11時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
r.s(プロフ) - ゆゆさん» はじめまして!!作品を見てくださりありがとうございます!!これからも更新頑張っていきます! (2020年5月12日 21時) (レス) id: f0dda2e9a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:r.s | 作成日時:2020年4月8日 10時

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