・・・※ 拾玖 ページ47
テストがようやく終わりました
大変長らくお待たせしてしまい申し訳ございません!
*
Aside
ここから子供の声が聞こえた気がしたが
今は声が聞こえない
少し不気味だ...
店の中は左右に小さい部屋、その奥にも少し大きめな部屋がある。
奥の部屋から、強い鬼の気配がした
―――明らかに普通の気配ではない
異様な空気に私は息が詰まる
最悪、上弦の可能性もある
それぐらい情報が少なすぎる
単純な鬼なら、形跡が残っているが
上弦となると、そう簡単にはいかない
慎重に奥の部屋へ進んでいく
近づくに連れて、血の匂いが強まる。
そして、部屋の前まで来た。
―――刀に手をかけて、そっと部屋を覗く。
すると奥から人の声が聞こえてきた
「ッ...ぁ.....えっ...んぁ」
目に映るのは、鬼が人を喰っている光景
ジュルジュルと音を立てながら、人を貪っている
「嗚呼ァ、美味しいなァ..」
鬼は目を輝かせながら、子供を喰っていた
子供は息をしておらず、動くことは無かった
鬼の周りにも、子供の亡骸が
転がっていた。
そこには、鬼殺隊員の姿も...
「...ッッ...」
悲惨な光景に、声が溢れた
声が聞こえてしまったのか、鬼がゆっくりこちらを向いた。
「次はァ、君だァ…」
まずいと思った時にはもう遅かった
―――そして、一瞬の隙に捕まった
(全然動きが見えなかった…)
顔を見ると、目に刻まれていたのは
上弦の零という文字だった。
(零?そんなの存在しないはずだ)
腰に腕を回され、鬼に抱きしめられている。
?「美味しそうだなァ、たァっぷり味わってあげる」
恐怖で埋め尽くされ、体が動かなかった。
「ゥ...っぁ」
唯一出た言葉は、恐怖に滲んだ吐息だけだった
それを聞いた鬼は、腕を解き
私の手と自分の手を絡め合わせ
少し頬を赤らめながら、私に話しかけてきた
?「怖い?俺のこと?
大丈夫、たっぷり可愛がってあげるからァ
首から優しく噛みついてあげる。
――― 痛い思いはさせないよ
君にはこれから俺の餌として
傍に居てもらうからァ」
餌?どういうこと?
「い...やァ....」
情けない声がまた溢れた
?「かわァいいなァ、たっぷり愛を注いであげる」
―――鬼はそっと私の首に噛み付いた
89人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫華 - こんちは!読んでいる途中ですが失礼します!伊黒さんは蜜璃ちゃん一筋だと思っていましたが‥‥ま、これも面白いので文句はありませんね (10月26日 13時) (レス) @page19 id: 09404ca91f (このIDを非表示/違反報告)
r.s(プロフ) - いぐろさん» コメントありがとうございます!!伊黒さんの魅力を少しでも伝えられたらいいなと思い作った作品なので、読者の皆様に伝わったことがとても嬉しいです!これからも更新頑張っていくのでよろしくお願いいたします!! (2020年10月18日 17時) (レス) id: f0dda2e9a0 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - 何回でもよみたくなる!!!!!! (2020年10月18日 12時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - い黒さんの作品!これおもしろいはずだけど見てるあいだに気絶しそうでやばい!!!!!!! (2020年10月18日 11時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
r.s(プロフ) - ゆゆさん» はじめまして!!作品を見てくださりありがとうございます!!これからも更新頑張っていきます! (2020年5月12日 21時) (レス) id: f0dda2e9a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:r.s | 作成日時:2020年4月8日 10時