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・・・ 拾陸 ページ43

Aside


「伊黒さん、私…」



声が震える、どうにかして震えを止めようとしたが
中々止まらなかった。



でも、伊黒さんはしっかりと私の目を見つめて
"ゆっくりでいい"と言ってくれた。




「伊黒さんと初めて会った時
正直怖かったんです。
でも、会う度にそんな感情は無くなりました

とても優しくて、暖かくて
素敵な方だと思いました。



伊黒さんに思いを伝えられた時も
嬉しくて、でも何処かで疑ってる自分もいて
よく分かりませんでした。



こんな自分が、こんな素敵な人と一緒にいても
いいのかと何度も思いました。




でも、どうしようもなく感情が溢れ出てきて




私、伊黒さんのことが好きなんですッ!」




伊「ッッ…」




私がそう言うと、伊黒さんは強く私を抱きしめた。




背中に腕を回され、私も伊黒さんの背中に腕を回した



伊黒さんは私を抱きしめながら
ゆっくりと喋った




伊「本当に俺でいいのか?」



「はい、伊黒さんが良いんです」




伊「後悔しないか?」



「後悔なんてするはずありません
私は伊黒さんが好きなんです」






伊黒さんは私の最後の言葉を聞いた後
口に巻かれた包帯を解いた。



伊黒さんは"これを見てもか?"と呟いたが
私は微笑むと目を細めて
「俺も、Aのことが好きだ」と言って
私の頬に手を添えた。





伊黒さんの顔がどんどん近づいてくる
頬が熱くなるのがわかった。、







そして、口付けた


最初は短い口付けだったが
それでは足りないと言うと
伊黒さんはグイッと顔を近づけて
次は深く深く口付けた




「ふ....ッ.....ん はぁ.......」



伊「.....んッ.....ふぅ......」



深くなっていく口付けは
遂に私の口に伊黒さんの舌が入ってきた。




伊黒さんの舌がとても熱くて
息が出来なかった。
でもお互い息切れでもなお、口付けをやめなかった





「んッ…...ふぅ.....んァ...ッッ…」




伊「…ふぅ…んッ…はァ…ッ」





そろそろ限界がきてしまい
伊黒さんの胸をトントンと叩く。
そしてようやく口を離した。





銀の糸がツゥと伸びて切れる。





お互い赤く染まっている頬は
冷たい風が吹いてもなお、熱いままだった






「伊黒さんッ...すみません
私が無理矢理…」






伊黒さんは私の言葉を遮るように話した





「いや、いいんだ
俺はAと想いが通じあっただけでも幸せだ」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 伊黒小芭内 , 胡蝶しのぶ   
作品ジャンル:恋愛
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紫華 - こんちは!読んでいる途中ですが失礼します!伊黒さんは蜜璃ちゃん一筋だと思っていましたが‥‥ま、これも面白いので文句はありませんね (10月26日 13時) (レス) @page19 id: 09404ca91f (このIDを非表示/違反報告)
r.s(プロフ) - いぐろさん» コメントありがとうございます!!伊黒さんの魅力を少しでも伝えられたらいいなと思い作った作品なので、読者の皆様に伝わったことがとても嬉しいです!これからも更新頑張っていくのでよろしくお願いいたします!! (2020年10月18日 17時) (レス) id: f0dda2e9a0 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - 何回でもよみたくなる!!!!!! (2020年10月18日 12時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - い黒さんの作品!これおもしろいはずだけど見てるあいだに気絶しそうでやばい!!!!!!! (2020年10月18日 11時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
r.s(プロフ) - ゆゆさん» はじめまして!!作品を見てくださりありがとうございます!!これからも更新頑張っていきます! (2020年5月12日 21時) (レス) id: f0dda2e9a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:r.s | 作成日時:2020年4月8日 10時

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