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拾玖 ページ20

Aside


「え?あのッ、伊黒さん?」






「この無自覚めッ!!」
伊黒さんは私に向かって、叫んだ。







「えっとあの伊黒さん!!」






声をかけたが任務があると言うので
目的場所に向かってしまった。
伊黒さんが行ってしまったので
私も帰ろう、蝶屋敷に。



帰路を歩く。
昨日から伊黒さんのことで頭がいっぱいだった。







これではいけない。




鬼殺隊として早く鬼を滅殺しなくては。
そして鬼を全て倒した後は
家族の元に帰る。
それが唯一家族にできる償いだ。



あの時見た鬼達は周りにいた鬼とは
雰囲気が全く違った。
もしかしたら下弦、最悪の場合上弦の可能性もある。
考えるだけで吐き気がする。




早く帰ろう。









「しのぶさん、ただいま戻りました。」



しのぶさんは今誰かと喋ってる。
邪魔をしてはいけないと思い
気づかれないように通ろうとするが
しのぶさんと目があってしまった。



「あっ、Aお帰りなさい!
不死川さんすみません。
少し待っていてくださいね。」



「あァ、ところで胡蝶あいつは誰なんだァ?」

するとしのぶさんが喋っていた人が
私の方に目を向けた。


少しだけ目が怖いんですが....
私なにかしてしまったのでしょうか?





「嗚呼、そういえば話していませんでしたね。
A、こちらに来なさい。」



遠くからしのぶさんに呼ばれる。
しのぶさんと不死川さん?という方の
所へ向かう。



「この子は月影Aと言います。
数ヶ月前に親を鬼に殺され
私が今面倒を見ているのです。」


しのぶさんが不死川さんという方に
話をしていく。



「A、こちらの方は不死川実弥さんです。
鬼殺隊の風柱の方です。」




しのぶさんに不死川さんという方の事を
教えてもらった。





「お前まさかァ昨日の最終選別で
1人残った奴かァ?」






不死川さんが少し目を開いて
私に尋ねてきた。






「はい、そうです。」




不死川さん、目が凄く怖いです。
少し私が怯えていると
不死川さんが私の頭を撫でてくれた。



「頑張ったなァ」



少し手荒いが優しい手だった。
今にも泣き出しそうなくらい
目頭が熱くなる。


不死川さんの顔を見ると
怖い顔ではなく凄く優しい顔をしていた。
どこか兄さんと重なる。







私は無意識に抱きついてしまった。




私が抱きつくと、不死川さんは
びっくりしていたが、背中をトントンと撫でてくれた
我慢していた涙が零れた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 伊黒小芭内 , 胡蝶しのぶ   
作品ジャンル:恋愛
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紫華 - こんちは!読んでいる途中ですが失礼します!伊黒さんは蜜璃ちゃん一筋だと思っていましたが‥‥ま、これも面白いので文句はありませんね (10月26日 13時) (レス) @page19 id: 09404ca91f (このIDを非表示/違反報告)
r.s(プロフ) - いぐろさん» コメントありがとうございます!!伊黒さんの魅力を少しでも伝えられたらいいなと思い作った作品なので、読者の皆様に伝わったことがとても嬉しいです!これからも更新頑張っていくのでよろしくお願いいたします!! (2020年10月18日 17時) (レス) id: f0dda2e9a0 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - 何回でもよみたくなる!!!!!! (2020年10月18日 12時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
いぐろ - い黒さんの作品!これおもしろいはずだけど見てるあいだに気絶しそうでやばい!!!!!!! (2020年10月18日 11時) (レス) id: abcdb48192 (このIDを非表示/違反報告)
r.s(プロフ) - ゆゆさん» はじめまして!!作品を見てくださりありがとうございます!!これからも更新頑張っていきます! (2020年5月12日 21時) (レス) id: f0dda2e9a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:r.s | 作成日時:2020年4月8日 10時

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