【鬼滅の刃】どうも、鬼殺隊で縫製係やってます。其の弐

陸拾伍話 ページ20

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『も〜師範、ここまで来るの本当に暑かったんですから』







あぁ、駄目だ泣きそう








『これ、凛ちゃんとこの和菓子と麓のお花屋さんのお花。みんな私が三年ぶりに帰ってきたもんだからびっくりしてたよ。

師範、怒った？でも、私も師範に怒ってるんだから。一生許さないもんね。




最終選別の後にいなくなっちゃうなんてあんまりだよ………』








選別おえて帰ってきたら師範倒れてるし、


隊服見せたかったのになぁ


無限列車で師範に会った時、任務だっていうのに浮かれちゃったよ


師範と別れてからずっと独りだと思ってたけど


私の勘違いだったみたい


丸眼鏡で見た目は奥手なのにゲスい先輩、


いつも下手に出てるけどツッコミの鋭い先輩、


師範によく似た鬼に優しい男の子に


師範みたいに声の大きい男の子、


師範みたいに男っ気溢れる男の子、


鬼なのに人を救う女の子、


最近私とお話してくれる一つ年下の女の子、


他にも私を助けて支えあってくれる人に巡り会えたよ







私のことを叱ってくれる人も


私と一緒に笑いあってくれる人も


私と一緒に仕事をする人も


みんないい人です






『師範、私鬼殺隊に入ってよかった。



ありがとうね




また来るから




その時はちゃんと涼しくしといてよ、寒すぎはダメだけど




待っててね




絶対来るから』







そう言った時、私の頬を撫でたぬるい風は


師範の答えのようで


不思議と心が落ち着いた









【完】

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