【鬼滅の刃】どうも、鬼殺隊で縫製係やってます。其の弐

陸拾壱話 ページ16

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五ヶ月後＿＿＿＿＿＿





「いよいよ今日か」

『7日間、しばしのお別れですね』

「絶対生きて帰ってこいよ」

『当たり前です。それじゃあ』




＿＿行ってきます！＿＿






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『……？こ、こは……』

「Aさん！？起きましたか！？カナヲ、しのぶ様を呼んできて！」






目を開けるとみえたのは見慣れない天井


そしてアオイちゃんの焦り声







『ちょう、やし、き……』

「そうですよ！Aさん、2週間も目を覚まさなくって……！」

「Aさん！」

『しのぶさん、かな、をちゃん』

「どこか痛む所は？」

『寝過ぎて身体が重い以外は何も』

「そうですか」







良かった、と胸を撫で下ろす3人を見て


心配をかけていたのだと申し訳なくなる






「そういえばAさん」

『はい？』

「Aさん宛にお手紙がきていますよ」

『ありがとうございます。』

「ここに紙と筆を置いておきますので落ち着いたら、どうぞ」

『何から何まですみません……』

「謝罪なんていりませんよ。お気になさらず」

『あの、四人は……』

「禰豆子さんは疲れを癒すために熟睡中です。あの三人組もだいぶ安定してきていますから心配しなくとも大丈夫です。もう時期目を覚ますことでしょう」

『良かった……』

「Aさん」

『？』

「お疲れ様です。そしてありがとう。あなたの的確な指示と手当の甲斐あって乗客に死人はでませんでした。本当にお疲れ様でした。」

『いえ、私は全然……隠の方、そして煉獄さんの的確な指示のおかげです。それに、私は彼を救えていない……！』

「そんなことはありません。悔やんでばかりでは何も起こりませんよ。

煉獄さんとAさん、そして現場に出向いた隊士全員の成果が今回の結果。あなたが今やるべき事は前に進むこと。


違いますか？」

『……そうですね。ありがとうございます、しのぶさん。何をすべきか、分かった気がします』

「ふふっ、お役に立てたならなにより。では私はこれで」

『ありがとうございます』






ほんと、私は助けられてばかりだな









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