肆拾陸話 ページ1
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『……あれ、私なんでこんなとこに……』
起きたらいつも悩んでいる時にくる河原にいた
『げっ……師範に怒られるぅ』
ここはそーっとバレないように帰ろう
師範にバレたらどうなるか……
「あれ、A?」
『うわ!!!!って凛ちゃんか……』
そこにはよく行く甘味処の看板娘の凛ちゃんがいた
「何してるの、小葉ちゃん探してたよ」
『いや、気づいたらここに居て……って、早く帰んなきゃ、じゃないと師範に』
「あたしがなんだって?」
『げっ……し、師範……』
「げっとはなんだい!!」
『痛だだだだだだ!!』
恐る恐る後ろを向くとそこには鬼の形相をした師範がいた
逃げようとしても鬼のような師範に叶うはずもなくこめかみをグリグリと押される
……しかも拳で
「ったく、あんたは目を話すと直ぐに……ごめんね、凛」
「いえ、私はたまたま通りかかっただけですし」
「ほら、あんたも!!」
『うぅ……ごめんね、凛ちゃん……迷惑かけちゃって……うちの師範が』
「お・ま・え・は!!」
『痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!』
少しふざけただけなのに……
さっきの倍の力でやるのは酷いのでは……
凛ちゃんには悪いと思ってるので謝罪をし
機嫌がだいぶ良くなった師範と共に家に帰る
「ほんっとうにお前は……素材がいいのに直ぐに逃げるなあ」
『だってキツイんですもん香の呼吸』
「それでもどの呼吸よりもあってんだろ?極めりゃ大丈夫さ」
『……師範、老けましたか?なんか喋り方がおばあちゃんみたい』
「人がせっかくいい事言ってんのにお前は……!!」
『じょ、冗談ですから!!』
冗談ですから、その拳をしまってください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*
18歳(当時)
甘味処の看板娘
Aの師範とは幼馴染み
*
24歳(当時)
Aの師範
2年前に鬼殺隊を引退
お名前かぶっていたらごめんなさい……
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Rail(プロフ) - つむぎさん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけると、めっちゃモチベあがるので嬉しいです!つむぎさんもお体にはお気を付けくださいね!! (2020年4月11日 16時) (レス) id: 176522ced7 (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます!!大好きな作品ですので嬉しいです、お体に気をつけながら頑張ってください応援してます! (2020年4月9日 22時) (レス) id: 9d8d7fe98a (このIDを非表示/違反報告)
Rail(プロフ) - おむらいすさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけるとめちゃめちゃ嬉しいです(涙)続編も楽しんでいただけるよう、頑張ります!! (2020年4月4日 16時) (レス) id: 9315828773 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいす - 初コメ失礼します!そして、続編おめでとうございます(*^^*)この作品を前作から読ませていただいたのですが、設定が面白く、お話もとても読みやすい、尚且つ読んでいて楽しいので、作者様と作品のファンになりました!更新頑張って下さい、応援しております( ´ ▽ ` ) (2020年4月4日 16時) (レス) id: 5aa10a5e87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rail | 作成日時:2020年4月4日 12時