この先はずっと、花道*

ママはパパのもの。 ページ3

『おう、飲め飲めー』

奏人「じゃあ俺焼酎！」

『いやいやー、お前っ飲めんやろ』

奏人「そんなことないしー」

長野「二人とも明日も試合だろ」






どうも。愛娘の凜夏がパパパパ言ってくれるからいい気になってまーす。


いい気になって調子も良くて、さらに絶好調になってまーす。








いやー、ホンマにいいね。




結婚っていいね。
子どもっていいね。


可愛いし、面白いし生き物って感じ。






遠征終わって家帰ったりすると、めっちゃパパーって来てくれんねん。

ただそれだけでホンマに幸せ。




可愛い可愛い。






独身の奏人をターゲットに、凜ちゃんの写真を見せつけては可愛いやろーって絡む。酔うとダメやな。ノロケが止まらん。








だけど、凜ちゃんも好きやけど、俺の中での今凜ちゃん人気ピークきてるけど、


いつでもトップは変わらんから。






どんなときでも俺の一番はA。








今でもめっちゃラブラブやしー。



写真のフォルダん中も凜ちゃんの写真よりも断然Aの写真の方が多い。今でも凜ちゃんの寝顔撮るとき、隣で寝てるAの顔も撮るからなー。









．









．









『あいしてるよー』

奏人「は？」

『あいしてるー』

奏人「長さん。坂本が壊れた」

長野「いつもことだろ」








Aー、愛してるよー。




こうやって言いたくて電話かけようとするんだけど、いつも長さんに止められるんや。




“こんな夜中にかけたら凜ちゃん起きるだろ”って。




ごもっともっす。








やから、今度はちゃんと酔ってないときに、
凜ちゃんの目の前で言ったるで。







“A、愛してるよ”





ってな、


俺の一番はAやってな。

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