[ハイキュー]私の彼氏は美しい[歌い手]

38話 ページ39

『あー、よく寝た……』

他のマネの皆はまだ寝てるけど、とっとと朝ごはん作っちゃおう。

烏野の部屋を通ると、菅原さんと翔陽が同じ布団で気持ちよさそうに寝ていた。

なんか兄弟みたいで可愛いな。

『………？』

よく見ると部屋の入口に置いてある盛り塩が黒っぽくなってる。

そう言えば盛り塩って悪意とか吸ったまま置いとくと、それが人の体の中とかに入って意味無いんだっけ？

なんか汚いし、取り替えといた方がいいのかな。

私は食堂から塩を持って来て取替えておいた。


ー数十分後ー


私が作っている間に皆が来て人手が足りる様になったので、まだ起きていないらしい烏野メンバーを起こしに行く。

すると近くの水道に飛雄がいて、何か慌てていた。

『飛雄ー、どしたの？』

影山「あ、A！なんか水道の水使おうとしたら凄い汚ぇ水流れてきて、蛇口閉めても止まらなくて……」

水道管が壊れたのかな？

見てみると、水道から流れ出る水は

『……何コレ』

青緑色のヌメヌメした気持ち悪い沼の水の様になっていた。

月島「何があったの………これ肝試し中に通った池の水じゃん」

『え、嘘。水道管壊れたのかな？今霧出てるから業者さん来れるか分からないじゃん』

菅原「目、目覚めが悪過ぎる……」

山口「………何か変な匂いしない？」

そう言えば確かに。

『この水汚いし仕方無いよ』

月島「肝試しした時こんな匂いしなかったけど」

『えー、じゃあ台所で何か焦げたとか……あれ、水止まった』

時間経てばこの水も全部流れるよね？

西谷「止まったんじゃなくて何か詰まったんじゃねぇの？変な音するしさー」

夕がそう言いながら蛇口を回すと水が勢いよく流れ出て

ｺﾞﾛｯ

水圧に負けたのか半分潰れながらも2つの目玉が出てきた。

それも何かで刺したような傷が大量に着いている。

しかも流れ出てきた水は血も混ざっていた。

全員が叫んだのは言うまでもない。









『………何も食べたくない』

縁下「確かにあれは食欲失せるよな……でもさぁ」

縁下さんが目をやったのは相も変わらずバクバク食べてる飛雄、翔陽、夕、龍の4人。

隣の席の音駒含む他の学校の人達も私たちの話を聞いて食欲失せた人が居る。

月島「何であれ見たあとでもそんな食べれるわけ」

日向「………なんかもう食うとかバレーとか何かしらしてないとアレ思い出して吐きそう」

そういう事ね。

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