[ハイキュー]私の彼氏は美しい[歌い手]

34話 ページ35

澤村「そんなリアルな奴ら居たかな………それどこで見たのか覚えてるか？」

月島「校舎の中に居たのが窓から見えました」

東峰「え、校舎の中立入禁止じゃ？」

黒尾「変な冗談やめてくれよ。それにセンラが写真撮ってたぜ？」

坂田「あ、その紙なら拾いましたよ！風で剥がれたから分からなくて入ったんやないですか？」

『センラー、オバケの写真見せてー』

取り敢えずセンラの写真見ないことには始まらないよね。

澤村「オバケチームは全員説明受けてたはずなんだけどなぁ………」

センラ「えーと、写真写真………あ、これや！」

はい、とセンラが見せた写真には確かに人魂やおかっぱの女の子等が写っていた。

『え、何これすごいね』

東峰「こんな格好してる奴いたかなぁ……あっちに着いてから着替えたとかなのか？」

センラ「他の写真は顔写ってるか、な………」

センラが何故かフリーズした。

『ちょ、何？スマホ見せてよ』

私は1枚目からじっくり皆と見てみた。

2、3枚目までは大して変化は無いけど、4枚目、急に女の子がこっちを向いた写真が写っていた。

顔は雪のように青白く目は落ち窪んでいて、その目からは血が大量に流れ口は耳まで避けていた。

『何このメイク気持ち悪っ！』

谷地「ね、ねぇこれホントに脅かし役の人かな？」

『そうでしょ。校舎に鍵がかかってたとしても針金とかヘアピンでピッキングすれば開くだろうし』

そのまま写真を見ていく。

5枚目からは角度が変わっていて、蛍が少しずつ窓に近付いている。女の子も同じだ。

そして10枚目。蛍は何故かその場に倒れ込んでいて、女の子は窓にベッタリと張り付いている。

そして此方を見て笑っていた。

最後にあるのは動画だ。

センラ「ちょっと待って、俺動画なんて撮ってないで」

月島「と言うか変だよこれ。この子供かごめかごめの童謡歌ってたけど、人魂とかが出てきたのその子が歌い終わった後だし。それにこの子がこっち向いたのは僕がギリギリ迄窓に近づいた時だから」

菅原「心霊写真って取っとくと呪われるんじゃ？」

その言葉に4人が青ざめる。

センラ「Aお願いだからその動画は見ん方がいい！直ぐに写真消してくれ！」

『分かった！』

私はゴミ箱のマークを押したが

[エラー発生 削除できません]

『ジーザスッッ！！！』

なんてこったい(白目)

『もう仕方ないから動画見るよ』

センラ「ちょっ、ちょっと待って……」

私は迷わず再生した。

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