【リレー小説】この無慈悲な世界に能力で希望を【第九章】 (ページ37)

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What is your name…?【瀬戸内帝華/蓮@雫3318】ページ37

「…ん～…」
気分が悪かった。
知らない人に絡まれて…手元にあったナイフを投げつけるとか…荒れている。
「…あ～!さてはて、どうしよっかな?」
やることも無く、丘でのんびりするのは時間の浪費だ。
「あ、そうだ!服を買おう!」
思い立ったらすぐ行動。
町に走った。
「いらっしゃいませ」
規則正しくあいさつをする店員に、にこりと笑って服を選ぶ。
「…お客様なら、赤と黒がお似合いですよ」
店員が丁寧な口調で服や装飾品を見せている。
あれやこれやといつの間にか服装は完成していて、鏡を見せられたとき、違和感を感じた。
「…え?」
頬に蝶の模様?が浮かび上がっていた。
恐る恐る、その模様に触れた瞬間、頭にぶわ、と情報が流れてきた。
「…お客様?」
店員が訝しげに顔を覗き込んで笑う。
会計をして、町に出た。
赤のミニスカートがちらちらと揺れて、私はそのままホテルに向かった。
ホテルには、沢山の人が居て。
「……………」
私はシャンデリアに立って、赤い糸を操り始めた。
突然、大きな音が鳴る。
音の正体は天秋と千春で、悔しそうに顔を歪めてた。
「…手遅れだったか…」
何が手遅れなんだろうか。
私はただ、混沌を認めただけ。
秩序なんて望んだ私が馬鹿だったから。
「お前は誰だ」
千春と、天秋以外に異変に気付いた人が鋭い声で私に話しかける。
私はただ、赤い糸を操り、

舌を出して嗤った。

ここに居る誰もが、震えた。
得体の知れない恐怖に。

What is your name…?

My name is…

Malato di menteに名前はあるのかな?
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帝華が乗ったシャンデリアはどう足掻いても昇れません～。(変えないで欲しい…)
異変の正体は、次に発覚するかも…?
今の帝華の容姿です。↓
こちら