【リレー小説】この無慈悲な世界に能力で希望を【第四章】 (ページ43)

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生きる意味をあげる【瀬戸内帝華/蓮@雫3318】ページ43

…いやぁ、物騒やんなぁ…
「…闇、コイツらも連れてくの?」
「ええ、まぁ貴方ももうすぐ消されるけれど」
「…なら、私が送る」
蝶を作る。そして送る。まあ、回復製。
「ねぇ…私もうすぐ死ぬの?」
「ええ」
「好きなこと言って良い?」
「…どうぞ」
「…データ、見せて貰ったわ」
「?!」
「手前ら政府は頭が可笑しいらしいな。なあ、闇お前それ、母ちゃんの能力なんだろう?」
「母ちゃんがお前を護るためにあげたのにお前はそれで母ちゃんを殺した!!傑作だな?!」
「更には犯罪歴に孤児とは、哀れなのも此処まで来たら仕組まれたように見えるよ!!」
「う、うるさいうるさい!!なんでお前がそれを?!!!」
私は闇に近付き喉元に噛みつく
「言っただろ?俺がお前を殺す(噛み殺す)って」
私は死人だ。死んだ人が生き返る、それを世の中は『ゾンビ』と呼ぶ。
ゾンビは、噛んで繁殖する。
『繁殖連鎖』
この能力の本当の意味は
「俺の能力の真相は」
57849☆※%だよ。
「この話しに乗ったのも、お前の掌で転がっていたのも、全部フェイクだよ」
本当はお前が転がっていたのになぁ?
「ッ…!殺す!殺してやる!」
「おっと、動くなよ?ゾンビになりたかねぇだろ?」
彼女の皮膚が緑になる
「…!でも、貴方の姉は…!!」
「ああ、移植するよ。俺の寿命が１ヶ月になるだけだ。」
「……?!なんで?!なんでお前はそんなに自分に無頓着なんだよ?!私は!!私は必死に生きる意味を探してるのに!!!!!!｣
私(俺)は微笑む。
「生きる意味だって?」
呆れたように、ぶっちゃけ呆れてる。
「知ってるか?人間はな、幸せになる為に生きてんだよ。」
「手前の母ちゃんが、手前を孤独死させる為に能力を与えた訳じゃねぇ。手前を幸せにさせる為に与えられたんだろ?」
「勝手に壁を作って、詰まんない悩み事すんなよ。大丈夫だよ」
「お前は、」

「うっ、うわあああああっ!!!!!!」
「ちゃんと泣けるんだから」
ぐちゃぐちゃで不細工で真っ直ぐな泣き顔。
「私、私頑張ったの!!お母さんの罪滅ぼしに、政府に入って、正義の為に闘いたかった!!けど、この国は腐ってる!!私、結局、みんっ、皆を護ること、しようとしなくてっ…!」
「おう、泣け泣け。我慢したなぁ。良く頑張ったなぁ。」
頭を撫でる。まるで小さいガキみたいにぐずぐず泣いて、真っ直ぐだった。
「ん、怜加達じゃん」
「アンタ、問題の真ん中に居るよな」
「本当、それを解決するから凄いわよねぇ」
「さて、行くかぁ」
「何処に?」
「ふふ、

命を救いに」