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その心、温めましょうか?【瀬戸内帝華/蓮@雫3318】 ページ13

「もう終わらせたいんだ。何もかも」
天秋がそう言った瞬間、ブッチンと凄い音がなった。
なんの音…?とキョロキョロすると、なんだか手の甲が内出血していた。
そして察しがつく。
(私、手の血管を握力で千切ったんだ。)
まるで怜加みたいな脳筋力だ。と自分に感心しながら黄昏ると、突然天秋が倒れた。
「…よし、やっと効いたね。天秋」
あの蝶の猛毒がやっと効いたようだ。そのまま私は天秋のあらゆる武器を奪って縛った。
一応5日は絶対動けない猛毒だ。天秋は私を睨んで
「…んで、こんなこと」
と言う。マジで二本目が切れそう。と考えて、天秋と目線を合わせる。
「ねぇ、天秋。アンタ厨二病なの?」
と言い放つ。は?みたいな視線を送られる。
「アンタらが過去に何を持ってるかなんてどうでもいいの。だって私そんなの興味ないから。」
「ねぇ、なんで自分を責めるの?他人が必要な時に責めてくれるのに。」
「甘えるんじゃない。自分を哀れむな。自分を哀れんだら、人生は終わりなき悪夢だよ。」
「死にたいとか、消えたいとか、そんな人生を達観していますアピールは見飽きたよ。」
「せめて天寿は全うしないと、人間を、神を、人生を語るなんて全てのモノへの冒涜だ。」
「…でもッ!!政府は!黒幕は私達を何時でも消せる!だから私は、帝華だけでも…護ろうと…」
(呆れた。こんなに馬鹿なんて)
自分の本心を隠す癖に、自分を裁いて貰うのを待っている。本当に自己中(エゴイスト)だ。
私は天秋の頭に手を持って行くと、天秋は殴られると思ったのかびくりとする。
私は天秋を撫でた。昔のお母さんみたいに、優しく語る。
「もう、頑張らなくていいよ。」
天秋から涙が零れる。まるで、欲しかったものをやっと貰えたような…綺麗で、無邪気な涙だった。
「帝華ッ…!帝華ぁ…!」
よかった。ちゃんと私の姉に戻った。あの暴れるだけしか知らなかった天秋じゃない。
「…お疲れ様…あと、政府は潰れてるよ。」
「えっ?」
それを無s((…聞こえないフリをして天秋に膝枕をして、頭を撫でるしか出来ず、そのまま私達の激動の1日は終わった。
能力者は皆眠っていて、その時だけは私も人間臭くなれた。
翌日…
「怜加達心冷めてるよね。心温めましょうか?的なw」
「よし表でろ帝華」
「参戦するわ怜加」
「辞めて!私の為に争わないで!」
「「おめぇが原因だよ!」」

取り敢えずボコボコにした。

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omizu@中性(プロフ) - 第五章作りましたああ!いつになったら終わるんだろうか…← (2020年2月16日 22時) (レス) id: 0065c6f29f (このIDを非表示/違反報告)
紫龍@トニック割り - omizu@中性さん» 一気に7章まで作れば…?(((( (2020年2月16日 22時) (レス) id: d104d608cb (このIDを非表示/違反報告)
omizu@中性(プロフ) - 蓮@雫3318さん» おおおおおおおお!作るうううう! (2020年2月16日 22時) (レス) id: 0065c6f29f (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 続編の1話予約で!! (2020年2月16日 22時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - omizu@中性さん» みずちゃん、続編作んないと!! (2020年2月16日 22時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:omizu x他1人 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2020年2月15日 9時

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