記憶と残響【叶胡天秋/天秋】 ページ21
「アハハ…綺麗だね。天秋ちゃん。」
そう言ってわたしの蝶々を握り潰す帝華さんは、狂っているようだけど悲しそうだった。
姉さん、と呟いて、彼女は倒れてしまった。
「ねえ、知ってるよ。
あなたが苦しいこと。」
腕の中にいる帝華さんの頬をそっと撫でる。
横に怜加さんが来たのが分かった。
「俺は、お前を直すことはできる」
そう言って彼女は能力を使う。
それ、使って大丈夫なのかな…？
あなたの体が持たないよ…。
案の定、帝華さんが目を覚ました後、怜加さんは芝生へ横になってしまった。
“花と蝶々 戯れ 癒”
横になった怜加さんに、そっと能力を使う。
彼女はすうすうと寝息をたて始めた。
それを見てほっとする。
一方、目を覚ました帝華さんは鋭い目でこちらを睨んでいた。
ぐっと腕を掴まれて、抱きしめられたと思ったら、彼女の端正な顔が目の前にあった。
そして、帝華さんの細い指がわたしの額に当てられる。
能力が発動される気配がした。
けれど、腕を掴まれているのと、恐怖で体がすくむのとが相まって動けない。
あれ、帝華さんの心は、さっき怜加さんが直してくれたはずなのにな…。
記憶も、戻ってないのかな…？
さっき、姉さんって呼んでくれたのは夢かな…？
目の前の愛しい妹の顔が、眩しくて歪んだ笑みを浮かべていた。
絡めとる【瀬戸内帝華/蓮@雫3318】→←全く…【神崎怜加/omizu】
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omizu@中性(プロフ) - 第三章作りました。https://uranai.nosv.org/u.php/novel/konomuzihina2/ (2020年2月11日 23時) (
レス) id: 0065c6f29f (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 上限でした (2020年2月11日 21時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 更新します (2020年2月11日 21時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ@��(プロフ) - 更新しました (2020年2月11日 20時) (レス) id: 5ad838b917 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ@��(プロフ) - 更新します (2020年2月11日 20時) (レス) id: 5ad838b917 (このIDを非表示/違反報告)
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