【リレー小説】この無慈悲な世界に能力で希望を【第二章】 (ページ48)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:6,473 hit

は＿？【神崎怜加/omizu】ページ48

いのりが戦い始めたため、僕もやろうと思った

のに＿＿＿

目の前の光景は、ただ何もない、真っ白の空間

は＿？

どうなってんだよ、これ＿＿

走っても走っても、ただその光景が広がるだけ

出口もない、何の気配も感じない

この空間には、タッタッっと走る音が響いていた

怜「オイオイ、嘘だろ…此処は一体何処なんだよ！！」

そう叫んだ途端、グラグラと地面が揺れた

地震…これは…誰かが暴走したな…！！

地震が収まり、立ち上がるとその空間は無かった

代わりに、何故かオークション会場にいた

しかも＿＿＿

あのオークション(僕が誘拐された所)

人形遣い「あ、逃げたコードネームRじゃないですかー。自分から戻ってきたんですか？ふぅー、ありがたい。なんせ、Rは逃げられたら、全然捕まえられないですから～」

穏やかな口調で話す人形遣い

逃げろ!!

頭の中で警報がガンガン鳴り続ける

ダメだ、足が、くすんで…動けない…

人形遣い「さあ、今度こそ逃げないでくださいね。コードネームR」

コードネームR

それが僕の名前

いいや、違う

僕は右手で人形遣いの頭をガシッと掴む

人形遣い「コードネームR？何ですか、この手は」

怜「私の名前はコードネームRじゃない」

人形遣い「コードネームR？誰に向かってそんな口を聞いているんですか？」

怜「黙れ。お前にそんな名前を付けられた覚えは無い。じゃあな」

頭を掴んでいた右手を思いっきり地面に落とす

すると、オークション会場は地面からもの凄い音を立てて崩れていく

じゃあな

権力一のオークション会場(狂った人形遣いのたまり場)

どんどん粉々になっていくオークション会場

それが、周りにも響いてしまっているなんて

知りもしないで