俺の誕生日(DH) ページ5
(DH)
2か月たったころ‥
いつものように、仕事終わりに病室を訪ねる。
ベッドの脇に座り‥少し伸びた彼女の髪をそっと撫でる。
DH「今日は何の日か知ってるか？俺の誕生日だよ？おめでとうって言ってくれよ‥‥」
何も言ってくれないその唇にそっとキスをする。
こんなにあたたかいのに‥生きてるのに‥どうして目覚めないのか‥
もし、一生このままだったら‥そう思うと、涙が溢れてくる。
情けないけど‥彼女とハルのいない人生は考えられない。
DH「目を覚ませよ‥‥いつもみたいに俺を抱きしめてくれよ‥」
彼女の頬に、俺の涙が伝う。
ピクッ‥
彼女の手が動いた。
DH「え？？･･･気が付いた？おいっ！」
彼女がゆっくり目を開ける。
遠くを見つめるその瞳‥
「こ‥ここ‥」
DH「ここは病院だよ？ハルを庇って事故にあったんだ！わかるか？」
「びょ‥う‥いん‥」
DH「そうだよ！ハルも無事だよ！お前が守ってくれたおかげで！」
「…？」
DH「どう‥した？…そんな顔して‥？」
「‥あの…あなたは‥」
まさかと思った‥
DH「え？？俺がわからない？ドンヘだよ！！」
「ド‥ン‥ヘ‥さ‥ん」
ドンヘさんってなんだよ‥俺の事‥忘れたのか？
DH「思い出せよ！俺の事！俺たち結婚してるんだぞ？ハルだっているんだぞ？」
「‥…私‥結婚‥して‥るんですか‥？」
彼女の記憶は完全になかった。
やっと目覚めて最高に幸せなはずの、俺の誕生日‥
一気に突き落とされた。
それから医師が診察するも、どこにも異常がなく…
多分一時的な記憶喪失状態だろうということだった。
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このみ(プロフ) - ハマさんさん» 初めまして。コメントありがとうございます＾＾もう最後まで一気にドカッと‥上げちゃいましょうか？(笑)といっても、後、最後までそんなに話数はないので、どうかお付き合いくださいね^^ (2014年5月26日 23時) (
レス) id: b2fc26b401 (このIDを非表示/違反報告)
ハマさん(プロフ) - 焦らさないで是非書いて下さい！私の毎日の楽しみなんです！ (2014年5月25日 1時) (レス) id: 047e529723 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このみ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/konomi-list/
作成日時：2014年5月20日 15時
