元隠れ角名オタクはやらかさない【角名倫太郎】【ハイキュー】

気まづ... ページ7

その後。午後練が始まり、終わって、普通に帰ろう………とした。









角名「……ねえ」






「………ん？」








いつもより声が低めの倫太郎に声をかけられる。









私、なんかした…？(しました)









角名「………なんで北さんとハグしてたの？」








「……えっ」








見られてたの…？









角名「何でって、聞いてんの」








2人きりになった部室の壁に、押し付けられる。









表情はいつも無機質なのに、今だけは凄く感情が分かりやすかった。









「あの、……あれは、北さんが好きって言ってくれて…でも、これで最後にしたいから、って言ってハグしたの…」









……怖い。自然と顔が俯いてしまう。









角名「………やっぱり好きだったんだ。分かったよ、ごめん。怒って」













……良かった、わかってくれた！









「………う」









角名「でも」









………え？









角名「嫌だ。……お前がハグすんのは俺だけでいいし、触れるのも俺だけでいい」









「え、？ちょっ、きゃっ」









喋り終わる途中にきつく抱き締められ、状況を理解するのに時間がかかった。









「や、……ここ部室だよ、誰か来ちゃう…！」









角名「別に、見せつければいいだけだし」









そう言って、首に頭を埋める倫太郎。息がかかって、くすぐったい。









「ん、ちょっと……くすぐったい」









角名「…………何今の声。誘ってんの？」









……はぁ？！そうだ、付き合ってから思ったけど此奴は…何かとこういうことに繋げていじってくる！









「なわけないでしょ！……いじりはやめて」









そう言うと、真剣な顔で









角名「……本気だけど。あ、今日、親の帰り遅いんだよね」









狐のような鋭い目でそう言われ、逃げられるはずも無く、









「………お邪魔、します…」









来てしまった。

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